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シクラメンといえば、寒い冬を彩る美しい花のひとつですね。もともとシクラメンは、大鉢で大輪の花を楽しむものでしたが、今ではたくさんの園芸品種が登場し、さまざまな楽しみ方ができます。
ここでは、そんなシクラメンの花言葉を中心に、プレゼントとして贈るときに気をつけたいことなどをご紹介していきます。
シクラメンの花言葉には「遠慮」「はにかみ」「内気」という意味がつけられています。
これらの花言葉は、その昔、ソロモン王が王冠に花のデザインを取り入れようとした際に、さまざまな花は断ったもののシクラメンだけが承諾してくれたため、王がお礼をすると、シクラメンが照れて下を向いたという伝説に由来したとされています。
また、シクラメンの花がうつむきがちに咲くことに由来したともいわれています。
シクラメンを改良してつくられたガーデンシクラメンには、また違った花言葉がつけられているので、こちらの記事もぜひご覧くださいね。
シクラメンのには花全般の花言葉以外にも、色別でそれぞれ違う花言葉がつけられています。
赤 | 「嫉妬」 |
白 | 「清純」 |
ピンク | 「憧れ」や「はにかみ」 |
紫 | 「想いが響きあう」「絆」 |
とくに赤いシクラメンの花言葉は「嫉妬」という、少し怖い意味がつけられています。
これは赤いシクラメンの花姿を燃え上がる嫉妬心になぞらえてつけられた花言葉で、とくに怖くネガティブなエピソードが由来になっているわけではありません。
とはいえ、シクラメンをだれかにプレゼントするときには避けたい花色ではありますね。
シクラメンをプレゼントするときは花色以外にも、シクラメンに定着しているイメージに気をつけてください。
シクラメンはヨーロッパでは送別会などに用いられていて、「別れ」をイメージさせる花として知られています。そのため、卒業式などのお祝いにはぴったりですが、結婚式などのお祝いに贈られることはありません。
なお、シクラメンは別名「カガリビバナ(葺火花)」ともいわれ、赤いシクラメンの花姿がメラメラと燃える炎を連想させることから、新築祝いにシクラメンを贈ることも避けるのが一般的でしょう。
それから、日本では病人へのお見舞いにもシクラメンはタブー視されています。なぜなら、鉢植えは根付くことを連想させるうえ、シクラメンという名前からシ(=死)やク(=苦)を連想させてしまうからです。
シクラメンの花をプレゼンする場合には、これらのことに気をつけて贈るようにしましょう。
シクラメンの名前の由来は、ギリシャ語で円や回転、螺旋などを意味するkyklosです。これは、シクラメンの花の形や球根が丸いことにちなんでいるといわれています。
また、別名の「篝火花(カガリビバナ)」は、シクラメンの反り返った花びらを見た貴婦人が、「まるで篝火のよう」といったことから名付けられました。
また、豚がシクラメンの根茎を食べるので、英語では「豚のパン(sowbread)」とも呼ばれ、日本では「豚の饅頭」と訳します。
冬の間に華やかな花を咲かせてくれるシクラメンは、ハートの形をした葉っぱが特徴的で、スラリと伸びた茎に、花びらが反転した花径3センチから5センチほどの花を咲かせてくれます。
花色は、定番の赤やピンク、白だけでなく、黄色や紫などもあります。また、品種改良が盛んに行われていて、色だけでなく形も大きさも品種によって異なります。
一般的に園芸用の鉢花として育てられているシクラメンは、18世紀から栽培が始まったペルシカムという品種が元になっています。
また、本来シクラメンは香りを持たない花ですが、芳香種も存在します。
シクラメンは背が低く、風水では土の気を持つ花であるとされています。
また、下向きなので陰の気を持ち、葉が丸いので心を優しく保ちリラックスできる効果も期待できます。
シクラメンと相性の良い方角は、「南」、「南西」、「西」、「北西」です。特に南西は土の気が強いので、シクラメンとの相性はバツグンです。
さらに、シクラメンは色が豊富なので、高めたい運気によって色を変えてみると良いでしょう。
恋愛運ならピンク、金運なら黄、安定感を求めるなら白がおすすめです。置き場所は玄関がおすすめです。
ここでは、冬の花ギフトにピッタリなシクラメンをご紹介しました。たくさんの園芸品種があり、冬を華やかに彩ってくれるシクラメンは、「はにかみ」「内気な恋」といった控えめな印象の花言葉を持ちます。
気をつけるべきポイントさえおさえておけば、美しく咲くシクラメンは贈り物にもおすすめです。ぜひ、花ギフトにシクラメンをどうぞ。
GreenSnap編集部