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「サイウンカク」は中央アジアや西アフリカにルーツを持つ多肉植物です。彩雲核の外観上はまるでサボテン! とげのある葉と直立したユニークな姿が愛され、育てやすい部屋の観葉植物として注目されています。この記事では人気の多肉植物、サイウンカクの育て方全般についてご紹介します。
乾燥地帯で育つサイウンカクは、乾かし気味に育てるのがおすすめです。室内で風通しと日当たりのよい場所で育てましょう。
強い太陽の光が照り付ける中央アジアやアフリカの大地で育つサイウンカクは、日当たりの悪い場所では生育が悪くなります。しかし寒さには強いため、特別な防寒対策などは必要ありません。
サイウンカクへの水やりは、一年を通して控えめにするように注意しましょう。月に一度程度の水やりで十分です。
また、夏季と冬季には水やりを控え、株を休眠させたほうが生育によい影響を与えます。
サイウンカクの植え付け時に緩効性肥料を加えたあとは、それほど肥料を与える必要はありません。サイウンカクの生育期にあたる秋と冬には少量の液肥を与え、成長を促せる程度で十分です。
サイウンカクは大きく成長する品種のため、緩効性肥料を加えた土に植え付けます。また。春秋の生育期は液肥を与えておくと生育がよくなります。
背が高くなるサイウンカクを植え替えるときには、茎を折らないよう注意が必要です。
また、とげがあるため、新聞紙で巻いた後にさらに緩衝材(プチプチ)などでカバーしてから植え替え作業を行うと安全です。新しい容器には植え付け同様に緩効性肥料を混ぜ込みます。
サイウンカクの増やし方には「挿し木」という方法があります。
適宜切り戻した茎部分の切り口の白い液(かぶれる人もいるので注意)を、30分ほど給水したあとで、土に穴をあけて挿しましょう。
サイウンカクは手のかからない多肉植物ですが、成長が早いため1〜2年で2メートル近くまで育つこともあります。置く場所やインテリアにあわせて適宜、切り戻しや剪定を行うとよいでしょう。
サイウンカクは病気や害虫に強く、注意すべき点は特にありません。ただし、真夏の水のやりすぎによる根腐れなどには気をつけましょう。
サイウンカクには夏から秋に紅葉するタイプ(紅彩雲閣など)の品種もあります。
そのほかさまざまな品種があるので、それぞれのサイウンカクの違いを楽しみながら育てるのも楽しいですね。
※トップ画像はzunさん@GreenSnap
GreenSnap編集部