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「サボテンと多肉植物ってどう違うの?」と聞かれてあなたは答えられるでしょうか?
「そもそもサボテンって本当に多肉植物の仲間?」「なんで特別扱いされてるの?」そんな疑問にお答えします。
結論から言うとサボテンは多肉植物の仲間です。
多肉植物の属性分けの中に、サボテン科というものが含まれています。
そのため理屈から言えば「多肉植物」というとそこにサボテンも含まれるのですが、園芸界では一般的にサボテンと多肉植物を区別して呼んでいます。
そうさせる原因は、サボテン科の種類の豊富さ。
サボテン科に属する多肉植物の種類があまりにも多いため、サボテンは「サボテン」でひとつのグループを形成しており、多肉植物と並列扱いされるようになっているんですね。
ひとつに、生息地の違いというものがあります。
多肉植物は暖かい、もしくは暑いところに生息するものが多いですが、サボテンは比較的涼しいところにも多く生息しています。乾燥した高地に生息している例が多いですね。
また、明らかな違いとして、サボテンにはアレオーレがあります。アレオーレは刺座とも言いますが、刺の根本にある綿毛のようなものです。
刺自体は生えている多肉もありますが、アレオーレはサボテンにしかありません。
サボテンも多肉植物の仲間なので、基本的には多肉植物の育成方法に準じれば良いのですが、サボテンは、意外と水やりが難しいです。
多肉は土の乾き具合ではなく葉の状態を見て水分の過不足を確認しますが、サボテンではそれが難しくなります。
水をやるのは土が乾き始めて2~3日後というのが基本ですが、水のやりすぎで枯らしてしまう人も珍しくありません。
初心者でも育てやすい、というイメージはありますが、しっかり観察してあげることは重要です。
サボテンと多肉植物の区別の仕方や理由についておわかりいただけましたか?
基本的にはお仲間ということで、一緒に寄せ植えをしても馴染みやすいです。
適正な育成環境の一致にだけ注意して、一緒に育ててみられてはいかがでしょう。
※トップ画像はPhoto by SEISHINさん@GreenSnap
ELLY