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こんにちは。ライターのariです。
暖かな日も少しずつ増えてきて、春を感じる今日この頃。
お天気のよい週末には、梅を愛でに行くのはいかがですか?
関東近郊では、今がまさに見頃を迎えているところも多くあります。
そこで今回は、GreenSnapでみつけた梅の写真とともに、梅の花についてご紹介します。
現代では、花見といえばサクラを思い浮かべますが、奈良時代より前には、「花」といえば梅のことをさしました。
梅は、菅原道真が愛した花として知られています。
道真が京都を離れる時に、自宅の白梅の木に別れの歌を詠むと、残されていた白梅はその返答として、一晩にして太宰府へ飛来したと言われています。
これが「飛梅伝説」です。
梅の種類はとても多く、300種類以上。
その中で、大まかに二種類に分類されています。
一つは、花を鑑賞する「花梅」。
もう一つは、実を収穫して楽しむ「実梅」です。
花梅の中でも、さらに3つの系統に分かれます。
原種に近いウメで、中国から渡来したウメの子孫を「野梅系」といい、たとえば「八重寒梅」「リョクガクバイ」などがそうです。
花や葉も小ぶりですが、とてもよい香りがします。
八重咲きで、濃い紅色の花を咲かせる「八重寒梅」。
存在感があって、華やかな印象を与えます。
枝やガクは常に緑色で、蕾も緑白色。
花は白色で、爽やかな印象の梅です。
野梅が変化したものを「緋梅系」といいます。
庭木や盆栽として楽しまれることが多いです。
たとえば、「紅千鳥」などがそうです。
鮮やかなピンク色が特徴的な「紅千鳥」。
紅梅の一重咲きの品種です。
三つの目の「豊後系」は梅と杏との雑種とされています。
葉と花びらが大きく、その色は桃色が多く、
杏に似ているのが特徴的です。
丸くてポテッと可愛い梅の花。
盆栽の梅に咲くお花だそうです。
ピンクと白のグラデーションは珍しいですね。まさに、春らしくて華やか!
いかがでしたか?
サクラとはまた違う、春の楽しみ方を味わってみてはいかがでしょうか。
内田アリ