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近年人気が高まっている多肉植物ですが、その中でも個性的な姿を持つのがコーデックス類です。
でもどの品種が育てやすいのかわからないという方、
今回はコーデックス類入門編として丈夫で育てやすい3種類をご紹介します。
コーデックス類の一つ、「パキポディウム」の入門編として人気が高いのが「シバ女王の玉櫛」です。
学名は「パキポディウム・デンシフローラム」といいます。
太い胴体にトゲだらけの枝を持った、パキポディウムの中でも広く知られている品種です。
春になると黄色い花が咲き、枝が3つに分岐します。花は密集して咲くので豪華な雰囲気になります。
分岐した枝は広がるように伸びていき、中には1メートルもの大きさに育つ場合もあるそうです。
パキポディウムは性質が気難しいと言われていますが、シバ女王の玉櫛はその中でもかなり丈夫な方ですので、初心者でも比較的育てやすいでしょう。
和名で「砂漠のバラ」と呼ばれ、英名で「デザート・ローズ」と呼ばれているのが「アデニウム・オベスム」です。
ロマンチックな名前の通り、濃いピンクや赤色の鮮やかな花を咲かせます。
色だけでなくラッパのような筒状の形も合わせて、存在感のある品種です。また株元もユニークです。
徳利のように膨らみ、枝分かれした茎は肥大して低木状に茂ります。
体内に水を多く蓄えるので乾燥気味の荒れた場所でも鮮やかな花を咲かせます。
砂漠のバラと呼ばれる所以です。
なお、一般的な園芸店などに流通している「アデニウム・オベスム」はほとんどがよく似た品種の「アデニウム・アラビクム」となっています。
こちらは砂漠のバラに比べて横に低く広がって成長します。どちらも比較的育てやすいコーデックス類です。
成長が早く、かなり丈夫なのでコーデックス類の入門編としてぴったりなのが「断崖の女王」です。
学名を「シンニンギア・レウコトリカ」といい、英名では「ブラジリアン・エーデルワイス」と呼ばれています。
銀白色に輝いた大きな葉、オレンジ色の筒状の花が特徴で、日本でも古くから親しまれているメジャー種です。
微毛に覆われている為に銀白色に見える葉はビロードのような滑らかな手触りを持ち、そこに太陽の光が当たると反射してうっすらと輝きを放ちます。
また花が咲いている時期が長いため、その高貴な姿を長く楽しむことができます。
コーデックス類入門編として、丈夫で育てやすい品種を3つご紹介しました。
どのコーデックスも独特の存在感を放ち、なおかつ個性的な美しさも併せ持っています。
初心者の方にもぜひ挑戦してほしいラインナップです。
※トップ画像はPhoto by chinmioさん@GreenSnap
takenaka