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梅雨どきの落ち込む心を晴れやかにしてくれる、白い花で印象的なアジサイ・アナベル。
梅雨以外でもその花を楽しみたい方に、アジサイ・アナベルを使ったドライフラワーの作り方をご紹介します。
アジサイ・アナベルとは、ふつうのアジサイと比べるとボリューミーで、てまりのようにまんまるとした花の集まりを見せてくれます。
大きいものであればひとつの枝に30㎝もの花の集まりがつきます。
アナベルは白色の花が園芸品種で、他の種類はありません。
しかし近年ピンク色の品種が新たに開発されたことにより、白とピンクの2色展開でより一層人気が高まってきています。
アジサイは土の性質で花の色が変わることから「移り気」や「浮気」といったあまりよくないイメージの花言葉がある中、アナベルに関しては真っ白な花が純粋なイメージとして「ひたむきな愛」という花言葉がつけられ、贈り物としても大変人気です。
自然な花色や、元々の水分量が少なめなことから、ドライフラワーにも向いているとされています。
アジサイ・アナベルをドライフラワーにするには、まず、作る時期が大切です。
最適な時期は、気温の高い真夏か、アジサイの水分が少なくなってアジサイが徐々に枯れる秋のはじめがよいでしょう。
乾燥が続くこのどちらかの時期にカットすれば、手間がかからずうまくカットできます。
茎からバッサリカットしてしまい、水を入れずにバケツや瓶などに挿して数日乾燥させるのですが、乾燥の方法は3つあり、以下で説明します。
方法の1つめは、夏の高温を利用して乾燥させる方法です。
元々水分が少なくドライフラワーに向いているアナベルは、夏のお天気が続く7月終わり~8月初めにかけて大きなザルにのせて乾かしたり、空の瓶やバケツに挿して乾かしたり、車の中に置いて乾かすだけで簡単にドライフラワーにできます。
夏の終わり、枯れかけた花を使います。
水分がなくなってきたり、色褪せてきた秋頃の花を洗濯バサミなどで吊るして乾かしましょう。
最後は、梅雨時にいち早くドライフラワーを作りたい!という方は、この方法でレッツトライ!
①茎の先に、割くように切れ目を入れます。
②切れ目を入れた茎部分を火で炙ります。焦げ目がつくくらいしっかり炙ってください。
③炙った茎部分に薬局などで買えるミョウバンを塗ります。
茎の内側にもしっかり塗ってください。
④コレを少量の水の瓶などに入れてしばらく花を楽しみながら、ドライになっていくのを待ちます。(ドライ・イン・ドライ法)
今回は、アジサイ・アナベルをドライフラワーにする方法をご紹介しました。
梅雨には生花を、その他の季節にはぜひドライフラワーにして楽しんでくださいね。
※トップ画像はPhoto by ぽかぽかなおさん@GreenSnap
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