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アオダモといえば日本各地の山々にある高木です。その木の丈夫さから家具などに利用される事が多いです。
そちらでばかり紹介されがちですが、実は花がとても美しいです。
今回は意外と綺麗なアオダモの花を特集します。
アオダモの花はとても小さいです。その小さい花は細長く一処に密集し、鮮やかな白い集合体になります。目が覚めるような美しさです。
開花時期は地域によってバラツキがありますが大体4~6月とお考え下さい。
アオダモの花は4~6月に咲くと述べましたが、実際のところ咲かない年の方が多く、咲く年はまれです。
というのも株が他の植物に比べて特殊で、少しの障害で咲かなくなるのです。
そのため5~7年に一度しか咲かず、とても貴重な開花とみられるようです。
アオダモの花言葉は、『幸福な日々』『未来への憧れ』とポジティブなものです。前者は今現在を指していて、後者は未来を指しています。どちらも前向きになりそうなもので素晴らしいですね。デートでアオダモの花を見に行くのもいいでしょう。
5~7年に一度しか咲かない花を見つつ、現在の『幸せな日々』を噛みしめ、『未来への憧れ』を口にする。
ロマンチックな雰囲気にふさわしい花です。
今回を通して、アオダモは木材として優れているだけではないことがお分かり頂けたと思います。
もちろん野球のバットの優良素材になっていたり、木材としての価値はとても高いです。
しかしマイナーながらも、実はすごく貴重で美しいアオダモの花があることもご記憶ください。
※トップ画像はPhoto by mioさん@GreenSnap
徳原鉄二