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蕎麦や素麺の薬味などとして重宝されるミョウガ。このミョウガ、植物だから当たり前なのですが、花が咲きます。しかしあまり実物を目にした人は多くないかもしれませんね。今回はミョウガの花についてご紹介します。
ミョウガの花は、花びらが真っ白で非常に美しいのが特徴です。一枚一枚の花をみると、細長くて弱々しく、懸命に咲いている姿は愛らしく感じます。
料理に使われる赤紫色のものは「蕾」で、花が咲く前の状態です。花が咲いたあとの蕾も食べることはできますが、柔らかくなってあまり食事には向いていません。
料理につかいたいときは、花が咲く前の蕾をいただきましょう。花が咲いたら、観賞用として愛でて楽しめるといいですね。
ミョウガの花の画像や実際に咲いているところを見ると、「たくさんの花びらが集まって一つの花を構成している」ように思ってしまいます。
しかし実は花びらと見受けられるところは、それ一枚で”花”なのです。
ですから、初見で”花”とみなされる部分は「花が集まったもの」とお考えさい。
前述のように、ミョウガの花は真っ白な綺麗なものです。しかし折に触れて赤い花が咲いたという人も。
実際「ミョウガの赤い花」と呼ばれるものは存在します。しかしそれは花ではありません。白色の花の後に結実したミョウガの実なのです。
花が開いた形と似ているので、花と勘違いしてしまいますよね。
実が開いて中央部に種があると、あたかも花の真ん中におしべ・めしべがあるようで紛らわしいです。
ただ、これは大変レアなものです。ミョウガの実は花が咲けば必ずできるものではありません。
ミョウガの花が綺麗で愛らしいことが伝わったと思います。家庭菜園でミョウガを育て、花を咲かしてみてはいかがでしょうか?
徳原鉄二