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シマトネリコは小柄で白い花を咲かせる樹木です。風にそよぐ花を眺めれば涼しさを感じ、夏の癒やしを与えてくれるシマトネリコ。
セミの集いの場ともなっているこの植物を家庭で育てれば、お子様と夏を満喫できること間違いなし!育て方をご紹介します。
シマトネリコはモクセイ科・トネリコ属で高さ約15mの、温暖な場所に生息する樹木です。
観葉植物として鉢植えにされたり、庭木や街路樹として育てられています。
6月から7月頃になると、小さな白い花を咲かせ、光沢のある葉が風になびくと夏は涼しげで、風情を感じさせてくれます。
発育は早く、定期的な手入れが必要です。環境さえ整っていれば、屋外でも屋内でも育てることができる人気の植物です。
シマトネリコにはカブトムシやセミが好んで集まります。
カブトムシは本来、クヌギが多い茂っている雑木林などで生息していますが、餌となる蜜を求めて他の昆虫たちと争っています。
しかし、シマトネリコは表皮が固く、カブトムシでないとその木の樹液を食べることができないため、カブトムシが集まると言われるようになりました。
シマトネリコの夏を感じさせる見た目とカブトムシが揃えば、夏らしさも最高に感じられるでしょう。
ただし、あまりに削られると木自体が傷んでしまうので、状況に応じて処置することが必要ですね。
最後に、シマトネリコの育て方を紹介します。
植え付けは温かい4月頃に行いましょう。
肥料は年に1度、有機肥料を株元の周辺に埋めるようにします。
夏は水をしっかりと与えてください。寒さに弱いので、寒冷地で育てることは難しいかもしれませんが、鉢植えにして室内で育てれば問題はありません。
夏にピッタリのシマトネリコの育て方、そして、カブトムシとの関係と注意点をご紹介しました。
一つあればとても爽やかな雰囲気をだしてくれるシマトネリコ。枯れにくく管理もしやすいので、ぜひご家庭に取り入れてみてください。
※トップ画像はPhoto by emiさん@GreenSnap
徳原鉄二