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こんにちは。モルモリカです。
初夏の道をのほほ~んと道を歩いていたら、視界に飛び込んできたのは…
オレンジ色の…
え??? 地面に、タコさんウインナーがいっぱい???
いやまさか。
実は、これ、よ~く見れば……。
わかりますよね? 木から落ちた花なのです。
のほほ~んと道を歩いていたら、視界に飛び込んできたのは、
オレンジ色の……
え????
地面にタコさんウインナー??
いやいや、まさか。
ん?? よく見ると……花??
ふと、上を見てみたら……。
というわけで、正解は、木に咲いていた花。
ザクロの木の花です。
ザクロは、庭木として、古くから親しまれてきました。
実はユニークな形で、タネのまわりのルビー色の果実を味わいます。
味のオイシサはもちろん、美容効果が高いことでも話題ですよね。
ポリフェノールや、むくみ改善効果のあるカリウム、女性ホルモンのひとつエストロゲンなど、注目の栄養素がたくさん含まれていて、まさに美女のための果実といえるかも!
庭先で収穫して味わえる「季節の味」でしたが、近頃は、高級フルーツ店で見かける「ちょっと珍しい果物」になったかもしれません。
ザクロは、おいしい果実を楽しむ種(実ザクロ)と、花の美しいザクロ(花ザクロ)に大きく分かれます。
実を楽しむザクロは、一重咲き。
品種によって、甘さの強いもの、酸味の強いものがあります。
花が咲いたあと、
実が充実する花は……
子房がふくらみ……
秋には熟して、実が割れます。
ただし、一重咲きでも、実が充実しない花もあります。
子房が太らずに細いままの花は「むだ花」と呼ばれ、花が開いた後、落ちてしまうのです。
食べられる実をつけることはありませんが、とても美しい花が楽しめる花ザクロ。
ゴージャスな八重咲き、風情のある絞り模様が入るもの、端整な白花などさまざまです。
夏頃に、花芽がつくられます。
花芽は、その年に伸びた充実した短い枝の先端に付き、次の年に、その芽から伸びた新しい枝の先端に開花します。
枝を強く刈り込むと、せっかくできた花芽を落としてしまいます。
剪定は、枝が伸び過ぎて見た目が悪くなってきたら、込み入った部分の枝を根元から切って「枝すかし」をしたり、長すぎる枝を5~6芽残して切り詰めたりするていどでよいでしょう。
窒素肥料が多過ぎると、花が少なくなったり実付きが悪くなったりすることがあります。
肥料は、リン酸、カリ分の多いものを、2月と9月頃に与えるとよいでしょう。
カイガラムシ、スス病、斑点病などの病害虫が出やすいので注意し、発生したら早めに対処を。
ちなみに。
ザクロの幹には、するどいトゲがあります。
ザクロが玄関先に植えられることが多かったのは、防犯効果を期待して?……とも、思います。
昭和の時代にはおなじみの庭木でしたが、近年の洋風ガーデンでは見かけることが少なくなったのが、ちょっと残念です。
フローリスト編集部