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ヒラヒラした花弁が何枚にも重なるカップ状の華やかな花姿が特徴的なトルコキキョウは、キキョウと花名についていますが、リンドウ科の植物です。花色が多彩で咲き方もバラエティ豊かで、1年を通して入手しやすく価格も手頃です。
今回はトルコキキョウのドライフラワーの作り方や飾り方を紹介します。
トルコキキョウは北アメリカ原産の植物です。「トルコキキョウ」は和名で、学名は「ユーストマ」と呼ばれています。この学名の「ユーストマ」はギリシャ語で「よい」を意味する”eu”と、「口」を意味する”stoma”を組み合わせたもので、釣鐘のような花の形からこのように名づけられました。
日本には昭和10年代頃に持ち込まれ、そこから著しく品種改良が進みました。原種は一重咲きで薄紫や紫色の花ですが、昭和50年代頃にピンク色が登場し、それ以降八重咲や大輪、小輪、クリーム色のほか、緑や茶色、花色のミックスされたものなど、品種のバリエーションが豊富になってきました。
トルコキキョウの特徴としては、枝数が多く、花弁は一輪で釣鐘のような形の花をたくさん咲かせることです。また花色が多く、紫、白、赤、黄色、ピンク、緑、青などさまざまな色の花が楽しめます。
露地栽培では6~7月に咲かせる花なので、もともと暑さに強く、真夏に切り花として花瓶に飾っても花もちがよく、長い間楽しむことができます。
トルコキキョウは水分を多く含む花の一つとされ、ドライフラワーにするには少し時間がかかるといわれています。ドライフラワーになるまでが他の花より時間を要するものの、時間をかければ、きれいなドライフラワーに仕上がります。
ハンギング法とは生花を何本か紐やリボンで束ねて逆さまにし、風通しのよい所に吊して乾燥させるというものです。バラのように花びらがたくさん重なっているものやユーカリなどは10日から2週間くらいかかります。 太い茎ごと乾燥させるにはさらに時間がかかります。
手作りで作るドライフラワーの中で最も一般的な方法で、手軽にドライフラワーを作れるため初めての人でもチャレンジしやすいです。
さまざまな植物に使えるハンギング法ですが、乾燥するまでの間に変色してしまう場合があります。鮮やかな色をなるべく保ちたいときは、早く乾燥するように工夫するのがポイントです。また、ラベンダーなど茎の細い植物の方がよりきれいに仕上がります。ハンギング法による具体的な作り方やコツは後述しているので、参考にしてみてください。
トルコキキョウのドライフラワーの飾り方、トルコキキョウに限らずドライフラワーにアレンジした花は「スワッグ」や「リース」などに用いられることが多いようです。
写真は一例ですが、トルコキキョウのほかいくつかの花やグリーンと合わせてスワッグにアレンジされたものです。
トルコキキョウの花は柔らかくて薄いため、ドライフラワーには向いていない花といわれていますが、ドライにできないという訳ではありません。
シリカゲルで作る場合などは花が変形してしまわないように優しく扱ってあげるなど、ポイントを掴んでしまえば難しくないですよ。
ぜひトルコキキョウのドライフラワー作りにチャレンジしてみてください!
GreenSnap編集部