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落花生の収穫時期は、品種や地域によって異なりますが、9~11月頃が目安です。日数だけで決めず、下葉の黄変と、試し掘りしたさやの網目・実の太り具合を合わせて判断しましょう。
収穫が遅れると風味が落ちるだけでなく、さやの付け根が弱くなり、掘り上げる際に土中へ残りやすくなります。収穫のサイン、掘り方、早すぎた場合の注意点、収穫後の扱いを解説します。
落花生は秋に収穫します。「千葉半立」や「郷の香」など品種によって適期が違い、種をまいた時期や天候にも左右されます。まずは種袋などに記載された、育てている品種の収穫目安を確認してください。
種まきから130日前後は大まかな目安のひとつです。開花期から数える場合は、たとえば「ナカテユタカ」は約80日、「千葉半立」は約95日が目安になります。ここでいう開花期は、育てている株の40~50%に1輪でも花が咲き始めた頃を指します。
日数が来ても、すべてのさやが同じように育っているとは限りません。予定日の5~7日前頃から試し掘りをし、実の状態を確かめましょう。ゆで落花生にする場合と、乾燥させる場合でも適期が異なります。
葉が黄色くなるのは、成熟だけでなく乾燥や病害などが原因の場合もあります。葉の色だけで収穫を決めず、さやの状態を合わせて確認してください。
代表的な生育の株を試しに掘り、よく育ったさやがどのくらいあるかを見ます。乾燥用では、網目がはっきりしたさやがおよそ8割になった頃が目安です。大きなさや1つだけを見て、畑全体の収穫時期を決めないようにしましょう。
落花生のさやは地下茎につくのではありません。花のあとに伸びる「子房柄(しぼうへい)」が地中に入り、その先でさやが育ちます。地上から実の太り具合を判断しにくいため、試し掘りが役立ちます。
株元のすぐ近くへ深く刃を入れると、さやを切ってしまうことがあります。まず外側から土をほぐし、さやの広がりを確認しながら作業しましょう。
掘り遅れると風味が落ち、さやが土中に残りやすくなります。さやと株をつなぐ部分が枯れて弱くなるため、株を引き上げても実を取り残しやすくなるのです。
「もっと大きくなるまで」と待ち続けず、試し掘りで十分に育っていることを確認したら収穫します。秋が深まる時期は霜にも注意してください。掘り取った直後のさやが霜に当たると、品質が大きく低下します。
早すぎる収穫では、さやの中の実が小さく、十分に育っていないことがあります。試し掘りした株が未熟なら、畑に残っている株の収穫は待ち、改めて状態を確認しましょう。
株から外したさやを土に戻しても、実を太らせ直すことはできません。掘り上げた株を植え直せば必ず回復するわけでもないため、最初から全株を掘らず、一部で確認することが大切です。
生の落花生は保存がききにくいため、収穫後は早めに調理します。ゆでる直前にさやをよく洗い、塩ゆでにしましょう。ゆで時間は実の大きさによって変わるので、中まで火が通り、好みの硬さになっているか確認してください。
すぐに食べきれない分は、ゆでて冷ましたあと、殻をむいて保存袋などに小分けし、冷凍すると使いやすくなります。
乾燥用は土を払い、さやを上向きにして1週間ほど干します。その後、さやを外して風通しのよい場所に広げるか、網袋につるしてさらに乾燥させます。雨や夜露、霜に当てないように管理してください。
乾燥にかかる日数は天候や実の状態で変わります。最初の天日干しが終わっても、長期保存できるほど乾いたとは限りません。十分に乾かしてから、湿気の少ない涼しい場所に保管しましょう。
家庭での乾燥状態や保存環境は一定ではないため、「必ず1年保存できる」とは考えず、カビや傷みがないか確認しながら早めに使います。乾燥させた落花生も、食べる際は煎るなどして加熱してください。
落花生は連作障害を起こしやすいため、同じ場所でマメ科の作物を続けて育てるのは避けます。次のマメ科の栽培まで2~3年ほど空けることを目安に、翌年以降の作付けを考えましょう。
落花生の収穫は、品種ごとの日数を参考に、下葉の変化と試し掘りで見極めます。さやの網目や実の太り具合を確認し、掘り遅れないように収穫しましょう。
掘りたてをゆでて味わう場合も、乾燥させる場合も、収穫後の処理は早めに進めることが大切です。育てた落花生の状態に合わせて、おいしく楽しんでくださいね。

GreenSnap編集部