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ピーナッツの名前でも親しまれている落花生は、日本人にとって馴染みのあるマメ科の植物ですね。畑栽培だけでなく家庭菜園でも栽培でき、ベランダなど限られたスペースでも育てることができます。落花生を育てる際は、最適な時期に収穫しておいしく食べたいですよね。
今回は、落花生の収穫時期やその目安、収穫の方法や注意点などについて詳しく解説していきます!落花生の栽培に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
落花生には「千葉半立(はんだち)」や「郷の香」などいくつもの種類があり、種類や気候などによって収穫時期も異なります。落花生の中で一番早い収穫時期は9月上旬ですが、遅い種類であれば11月頃が旬の時期です。
栽培している種類などを確認し、最適な時期に落花生を収穫しましょう。
落花生の収穫の目安は、一般的には種まきしてから130日前後、開花してから約75~95日後と言われています。株全体の4~5割ほどに花が一つでも咲けば、開花期です。
また、収穫の見極め方としては、落花生の葉や茎の部分が黄色くなり下葉が枯れてきた頃が収穫のタイミングと考えてよいでしょう。さやが大きく太り、表面に網目模様が見えたら収穫しましょう。
落花生は地下茎にさやが生り、実際にどれくらい生長したかは土を掘らないと分かりません。そのため、収穫時期になったら「試し堀り」をしてさやの生長具合を確認した上で収穫することをおすすめします。試し堀りは、落花生を収穫する予定の5日ほど前に行うとよいです。
落花生は家庭菜園でも育てられるので、収穫の目安を知ることでご自分で栽培した落花生を収穫することができます。
落花生の収穫のタイミングが分かったら、実際に収穫してみましょう。落花生は枝豆のように地上に生らず、地下茎に沢山さやが生ります。そのため、収穫時期には株元の土を掘り起こして落花生を収穫しますが、力いっぱい引き抜くとさやが土中に残ったままの状態になってしまいます。
力はそこまで必要ないので、株元周辺をスコップで堀って土もまとめて持ち上げるようにすることで、さやが収穫できます。
落花生は収穫が遅れると味や風味が落ちるので、最適な時期に収穫することが大切です。
収穫後の落花生を茹でて食べない場合は、乾燥させて保存しておきましょう。落花生を洗わないで土を払いさやを上にした状態で天日干しして、1週間~10日ほど乾燥させることで土も自然と落ちます。
天日干しが終わったら、風通しのよい場所で網袋に入れて1か月ほどぶらさげて保存します。その後、さやを振ってカラカラと音がすればOKです。収穫した落花生をそのままにしておくとカビが生えるので、すぐに食べない場合はこのように乾燥させて保存しておきましょう。乾燥させた落花生は、冷暗所で保管すれば1年ほど保存が可能です。
落花生をすぐに食べない場合は、冷蔵保存で1週間ほど、冷凍保存であれば2~3ヶ月保存できます。収穫後の落花生は、乾燥または加熱処理することで食べられます。
収穫したばかりの落花生が一番保存が効かないので、すぐに食べないようであれば、今回紹介した方法で保存することをおすすめします。
また、落花生は連作障害があるため、収穫後に同じ場所でのマメ科の栽培は2~3年ほど空けるようにしてください。落花生を連作するとキタネコブセンテュワや黒渋病などの病害虫が発生しやすく、生育にも影響が出るのでご注意ください。
今回は落花生の収穫時期や目安、そして収穫方法などについて紹介しましたが、お分かりいただけたでしょうか。落花生の収穫時期は種類や天候などの環境によっても変わるため、適期を見極めることが大切です。
早く掘り起こしてしまっても焦らず、さやを戻して最適な時期に収穫しましょう。ただし、収穫時期が遅れると落花生の味にも影響があるので、遅れる前に収穫することが大切です。
落花生の収穫時期を見極めて、ぜひともおいしい落花生を収穫してみてくださいね!
GreenSnap編集部