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初夏~秋にかけて花を咲かせる朝顔は、日本でも人気がある植物ですね。朝顔は小学生でも育てることができるので手間がかからないと思われがちですが、肥料などを与えてお手入れすることで花の開花にも違いが出てきます。
ここでは、朝顔に肥料を与える目的やおすすめの肥料、肥料を与える時期や与え方などについて詳しく解説してきます!ご自宅などで朝顔を栽培されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
丈夫な朝顔は特別なお手入れをしなくてもある程度は育ちますが、肥料を与えることできれいな朝顔をたくさん咲かせます。朝顔はその日に咲いて萎む「一日花」なので、新しい花を毎日咲かせるためにはその分栄養も必要です。
朝顔を栽培する上で水や光はもちろん必要ですが、土の中の栄養も同じくらい大切です。朝顔など多くの植物は根から必要な栄養を吸収していき、その結果土中の栄養が偏ります。そのまま育てると栄養に偏りが出てしまうため、肥料を与えることで土中の栄養をバランスよく保ちます。
朝顔に肥料が必要と言われても、どのような肥料を使えばよいか悩んでしまいますよね。それでは、朝顔におすすめの肥料について詳しく紹介してきます!
植物に与える肥料には「固形肥料」と「液体肥料」の形状があり、肥料の性質は「化成肥料」と「有機肥料」に分けられます。
肥料には「窒素」「リン酸」そして「カリウム」の3大栄養素が含まれ、窒素は植物全体の生長を促します。リン酸は花色や葉色をよくしてくれるだけでなく、開花や結実などを促進させてくれます。カリウムは根の発育を促して植物全体の抵抗力を向上させる働きがあり、それぞれ異なった特徴があります。
朝顔は花が咲くまでは液体肥料を与えましょう。特に、水に薄めて使うタイプの「ハイポネックス原液」がおすすめです。
また、葉や茎を中心に元気に育てる時期は窒素が多く含まれる肥料、数多くの花を咲かせたいときにはリン酸が多い肥料を施してあげるとよいです。
最近では100均でも園芸コーナーがあるので、肥料や土などの園芸用品も手に入りやすいですよね。100均でも水に薄めるタイプの肥料を置いている店舗も多いようですが、朝顔に与える肥料であればホームセンターや植物園などで販売されている肥料を使用したほうがよいでしょう。
朝顔を植え付ける前には、土に元肥として緩効性固形肥料をしっかり混ぜ込みます。植え付けしてから約2~3週間後に追肥を行い、1週間に1回のペースで液体肥料を与えましょう。
固形肥料の場合は、1か月に1回のペースで規定の量を与えてください。朝顔が開花している間も、同じペースで追肥を続けましょう。
朝顔の肥料には液体肥料と固形肥料があり、与え方もそれぞれ異なります。液体肥料の場合は、水で既定の倍率に希釈してから与えます。一方、固形肥料は既定の量を土に埋め込むようにして与えてください。
植物の肥料は3大栄養素が均等であることが大切ですが、朝顔を育てる時期によっては窒素やリン酸が多めの肥料を使うこともポイントです。ただし、朝顔は窒素が多すぎると葉や茎が生い茂ってしまい、花つきが悪くなってしまうことがあります。このような状態は「つるボケ」と呼ばれて朝顔の発育に好ましくない状態なので、窒素の与え過ぎには注意しましょう。
また、いろんな肥料を混ぜて栄養素が高い肥料を作ろうとすることもよくありません。肥料を混ぜることで有害なガスなどが発生することもあるので、肥料同士を混ぜることは避けるようにしてください。
肥料を使ったことがある方はお分かりだと思いますが、肥料は商品によって希釈する倍率が異なるので、必ず説明書などに記載されている規定の量を守って薄めましょう。肥料が濃いと肥料やけを起こす場合があるので、肥料を与える前に規定の量で薄めたか確認してください。
今回は、朝顔に肥料を与える目的やおすすめの肥料、タイミングや注意点などについて紹介しました。朝顔はあまり手間がかからないイメージですが、きれいな花を咲かせるためには肥料は必要不可欠な存在です。
肥料の与え方は難しくないので、機会があれば朝顔に肥料を施してきれいな花を咲かせましょう!
GreenSnap編集部