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ローズマリーは、乾燥して痩せた土地でも育てやすいため、園芸初心者でも育てやすいハーブです。しかし、時には元気がなくなり枯れてしまうこともあります。
ローズマリーは、どうして枯れてしまうのでしょうか。今回は、ローズマリーが枯れる原因や、復活させる方法について詳しくご紹介していきます。
ローズマリーは、地中海地方が原産のすっきりとした清涼感のある香りが特徴のハーブです。ローズマリーの香りは、集中力や記憶力を高める効果があるとされています。
ローズマリーには、垂直方向に伸びる立性、地面を這うように育つほふく性などの種類があり、鉢植えやプランターに向いているのは立性のローズマリーです。日本の環境でも元気に育ちますが、湿気には注意が必要です。
ローズマリーが枯れる原因は、多湿、過度の水やり、長雨、根詰まり、病害虫の被害、植え替えの失敗などが考えられます。その中でも一番多いのが、過度な水やりと、日本の湿気によって枯れてしまうことです。
ローズマリーは地中海地方が原産のハーブなので、日当たりがよくカラリと乾燥した場所を好みます。四季があり、高温多湿の日本では、過度の水やりを避けて乾燥気味に育てることが大切。梅雨の時期など長雨が続くと、葉が茶色く枯れてしまうことがあります。
また、葉が茂って風通しが悪くなることも枯れる原因となってしまうので、定期的な剪定は欠かさないようにしてくださいね。
ローズマリーは水をやりすぎると、根腐れを起こしたり、多湿によって枯れてしまうことがあります。ただし、乾燥しすぎるのもよくありません。
土がカラカラに乾いていて、ローズマリーの枝先の葉が萎れていたら、たっぷりと水をやりましょう。
ローズマリーは乾燥を好むので、毎日水やりする必要はありません。土の表面が乾いたタイミングで水やりをしましょう。ただし、土の表面が乾燥していても土の中が湿っている場合があります。土に割りばしを軽く挿してみて、湿っていれば水やりは必要ありません。
ローズマリーを屋外で栽培する際は、地植えではなく鉢植えやプランターで育てるのがおすすめです。鉢植えで栽培することで、雨が降っても手軽に室内へ移動できます。梅雨の季節でなくても、雨が続くと湿度が高くなります。いざというときすぐに室内へ移動できたら手間もかかりませんね。
ローズマリーは生育旺盛なので、葉が混み合って湿気が溜まることがあります。株の内側の混み合った枝をすくようにして、株全体に風が通るようにしましょう。
剪定は春と秋に行います。剪定の方法について、詳しくは関連記事を参考にしてくださいね。
ローズマリーは生育旺盛なので、1〜2年に一度の頻度で、春か秋にひと回り大きな鉢に植え替える必要があります。ただし、ローズマリーは移植を嫌う傾向があるので、植え替える時には、根鉢を崩して根を傷つけないように注意しましょう。
植え替えをしないと、根詰まりしてしまうことで弱って枯れてしまうことがあるので注意です。地植えのローズマリーは、基本的に植え替えはしません。
ローズマリーは比較的病気に強いハーブですが、うどんこ病やハダニ、アブラムシ、ベニフキノメイガ、ヨコバイの被害には注意しましょう。
うどんこ病は名前の通り、うどん粉のような白い粉のようなカビが発生する病気です。ひどくなると枯れてしまうので、病気になった部分を刈り取って様子をみましょう。ひどい時は薬剤を散布するのも効果的です。
ベニフキノメイガ、ヨコバイは、シソ科の植物を好んで食害する害虫です。虫を見つけ次第、捕まえて駆除しましょう。
枯れたローズマリーは、復活するのに時間がかかります。部分的に枯れてしまった場合は、まだ枯れていない枝を挿し木にして再生させることができます。枝を切り取ってしばらく水に漬けておくことで根が生えてくるので、根が生えてきたら土に植え付けましょう。
全体的に枯れてしまったときは、春まで新芽が出るのを待ってみましょう。枯れているように見えて、実は新芽が出てくる可能性があります。春になっても枯れたまま何も起こらなければ、諦めましょう。
日頃からローズマリーを観察し、弱ってきたり枯れてきなと思ったら早めに挿し木しておくとよいですね。
ローズマリーは育てやすい反面、湿気の多い日本の環境では想像以上に枯れやすいハーブです。できるだけ乾燥気味に育てることで、枯れることを防げるので、今回ご紹介したポイントを押さえて元気に栽培してくださいね。
元気なローズマリーを収穫して、お料理や紅茶などさまざまな方法で楽しんでくださいね。しっかり対策して、ご自宅で元気なローズマリーを育ててみましょう!
七尾びび
GreenSnap編集部