warning
error
success
information
仏花のイメージが強いユリの花ですが、花色がさまざまあり、枯れる前に不ドライフラワーにして飾って楽しむこともできます。
今回はユリのドライフラワーの作り方についてご紹介します。ユリはドライフラワーにする際は少しコツと工夫がいりますが、まずは生花の状態でユリの花の特徴を知り、ドライフラワーにした場合のどのように変化するのかを把握おくと作りやすいかもしれませんよ。
ユリは、ユリ科ユリ目の球根植物で、5月~8月に花を咲かせます。香りの強い大きな花が特徴で、白やピンク、黄色など花色もさまざまです。
ユリ(百合)という名前は、茎の細さに対して花が大きいので、風が吹くと花が揺れる「揺すり」が変化して、「ユリ(百合)」と呼ばれるようになりました。
花が大きく凛としたイメージが強いユリもドライフラワーにすることはできますが、とくにドライにしにくい花の一つだといわれています。もともと水分が多く、乾燥とともに花びらが丸まる性質があり、自然乾燥させると色や形の変化が大きいだけでなく花びらが落ちやすいという難点があります。
また、花粉が多い花なので、ドライフラワーにしている間にも床に花粉が落ちることがあります。
ユリの場合は花粉が落ちやすく、衣服に着くと洗濯しても取れなかったりします。また猫を飼っている方は、ユリの花粉は猫にとっては毒なので、受粉する前であれば、おしべの花粉袋は取っておきましょう。
ユリの品種によって、1つの枝に複数の花を咲かせることもありますし、それぞれの開花時期に差があったりすることもあります。
つぼみと花が入り混じった状態でドライフラワーに仕上げたい場合は、枝ごと乾燥させ、花だけをドライにしたい場合は、枝の分かれ目で切り分けてから吊るすときれいに仕上がります。
シリカゲルを使ったドライフラワーの作り方をご紹介します。ドライフラワー用の粒子の細かいシリカゲルを用いることで、花の隙間まで水分を吸着し、花色を残したままドライフラワーに仕上げることができます。もともとの花色をうっすらと残したい場合におすすめです。シリカゲルを用いた方法なら、花粉の後始末をするなど面倒な処理も不要です。
ユリのドライフラワーは、スワッグやその他の花と合わせてリースにしたりと、アレンジの仕方はいろいろあります。
ユリの花は1つだけでも存在感があるので、花と一緒にユーカリやアイビーなどグリーン花材とあわせてナチュラルに仕上げてみてはいかがでしょうか。
ユリの花をメインに、他の花材と合わせてリース台に飾ってみましょう。
ユリは水分を多く含み、立体的な形をしているので、自然乾燥ではやはり乾燥後にイメージががらっと変わってしまうことが多いようです。しかしシリカゲルを使うなど、乾かし方を工夫すれば、シャビーな感じでいい雰囲気がでるでしょう。
もしご自宅でユリを育てていたり、プレゼントなどでもらったユリを長く残しておきたいという方は一度ドライフラワーにチャレンジしてみてはいかがですか。
GreenSnap編集部