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光沢のある花が飴細工のようで可愛らしいと評判の観葉植物、ホヤ。日本では蘭に似た葉と花のピンク色が桜をイメージさせることから、サクラランと呼ばれています。
今回はこの観葉植物についての紹介を行っていきます。
サクラランという和名が指す場合は、だいたいホヤ・カルノーサという品種になります。
日本でも九州や沖縄に自生していますが、それ以上北では自生は難しいとの事です。
ツル性の低木で、岩肌や樹木の幹にツタを絡めて成長していき、だいたい30cmから100cmほどの大きさになります。
花は白やピンク色の星型をしていて、6月から9月に、一箇所にまとまって咲きます。
もう一つ、ホヤ・カーリーという中国南部からオーストラリアに自生する品種はシャムサクラランという和名で、こちらはハートホヤという名前でも人気の高い植物です。なんと葉がハートの形をしています。
肉厚な葉で乾燥に強く、日陰でも育てられるほど耐陰性が高いのが特徴です。
とはいえ日光を好む植物ですので、真夏の日差しがきつい時以外は、日向に置いてやってもいいでしょう。
花の付き具合は、日陰に置いていると目に見えて悪くなります。また寒さにとても弱く、耐寒温度はなんと5度。
冬場の屋外だとまず枯れてしまうので、室内の日当たりのいい場所に入れてあげましょう。
前項にも書きましたが乾燥に強い植物なので、表面の土が乾いた時にたっぷりと水をあげれば大丈夫です。
土の過湿は根腐れの原因になってしまうので、一番気をつけなければならない点です。これは冬場の方が要注意。
ただ、空気中の湿度は高いのがいい、という植物なので、霧吹きを使った葉水は大歓迎のようです。
葉を楽しむ事もできる植物なので、つやを出し害虫を予防する葉水は是非行ってあげてください。
花を楽しむも良し、葉を楽しむも良しのホヤ、いかがでしょうか。
挿し木で増やすこともできますし、腕に自信があるなら挑んでみてはいかがでしょうか。
※トップ画像はPhoto by s_kenさん@GreenSnap
徳原鉄二