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多くの植物を育てるときには、植物を元気に育てるために肥料を使うことが多いですね。肥料には化成肥料や有機肥料などの種類があり、原料などもそれぞれ異なります。
魚粉にはいくつもの用途があり、肥料として使うこともできるのでご自宅にあると大変便利です。
ここでは、魚粉の特徴やガーデニングでの使い方、魚粉を使うメリットやデメリットなどについて詳しく紹介していきます!
魚粉とは「ぎょふん」または「うおこ」と読み、魚類を乾燥させて粉末にしたものです。「魚粕(さかなかす)」という異名を持ち、魚粉の主な原料はアジやサンマ、そしてサバなどで、魚の体の部分で不可食なアラなども利用されることが多いです。
魚粉にはいくつか種類があり、魚をミックスしているものやアジだけなど1種類のものもあります。
昔から畜産や養鶏用の餌の配合、そして肥料などとして使用され、現在でも料理の隠し味などとしても使われていて幅広い用途があることも特徴の一つです
。魚にはたんぱく質やカルシウム、DHAなどの栄養価があり、魚粉にはそれらの栄養価が凝縮されているので健康にもよいです。
日本では年間約15万tもの魚粉が製造され、国内では主にサンマやニシンなどの魚が魚粉に使用されています。北欧やアラスカ、そしてペルーなど魚の収穫量が豊富な国や地域では魚粉が盛んに製造され、英語では「フィッシングミール」と呼ばれています。
魚粉にはさまざまな用途があり、ガーデニングでは有機肥料として使うこともできます。
魚粉は植物を植え付けする際に約1~2割土に混ぜたり、約3~4か月に1回を目安に土に混ぜるとことで効果が出やすいです。
植物は重要な成分を根から吸収し、中でも窒素、リン酸そしてカリは肥料の三要素と呼ばれて肥料に必要不可欠です。
魚粉には窒素やリン酸が多く含まれているため、実がなる野菜や果物などに最適な動物性有機肥料といえるでしょう。
鉱物や石油などが原料の化成肥料とは異なるため、魚粉を使用することで土壌の改善効果が期待できます。土壌の質が高まることで病害虫が発生しにくくなり、農薬を散布する機会も少なくなるメリットがあります。
また、魚粉は同じ有機肥料である骨粉(こっぷん)よりも分解されやすい特徴があり、効き目が早いです。
魚粉は魚が原料なので特有の匂いがあるため、この匂いが苦手という方もいらっしゃるかもしれません。メーカーによっては匂いを抑えた魚粉も販売されているので、お好みの魚粉を使われることをおすすめします。
また、魚粉は他の肥料と比べると値段が少々高いと感じることもあるかと思います。価格はメーカーによって異なるので、各メーカーの価格をチェックしておくと購入する際の参考になるでしょう。
植物の肥料としても使われる魚粉は、ホームセンターなどで手に入ります。最近では通販でも販売されていることが多いので、インターネットを利用して購入もできます。
普段の生活の中で魚粉を使用したことがない方もいらっしゃると思いますが、魚粉はさまざまな用途があり栄養価も豊富です。有機肥料なので土に害を与えることもなく、植物も元気に育つことでしょう。
魚粉は通販などでも手に入りやすくご自宅にあるととても便利なので、機会があれば魚粉をガーデニングに取り入れてみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部