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園芸店の肥料売り場には鶏糞が売られていることがありますが、園芸でどのように使えばいいかわからない方もいますよね。このページでは鶏糞について解説しています。
鶏糞にはどんな種類があるのか、どんな成分が入っているのか、安心なのか気になる方はぜひご参照ください。
鶏糞(けいふん)とは、鶏の糞からなる肥料のことです。有機肥料の一種として植物栽培に利用されています。
鶏の糞をそのまま肥料にしているのではなく、鶏の糞を乾燥させて作った肥料です。植物の栄養とされる窒素、リン酸、カリがバランスよく配合されています。
鶏糞には乾燥鶏糞、発酵鶏糞、ペレット状鶏糞、炭化鶏糞といった種類があり、なかでも乾燥鶏糞はニオイが強いのが特徴です。発酵鶏糞は完熟発酵であれば乾燥鶏糞に比べてニオイが抑えられていますが、追肥にはあまり向きません。ニオイが出る鶏糞を使う場合は、元肥として使用されることがほとんどです。
まず鶏糞のメリットとして安全性の高さが挙げられます。国産の鶏糞であれば安心して使用することができるでしょう。
また栄養バランスがよいことも鶏糞のメリットの1つです。
鶏糞を土に混ぜると土のなかの微生物の働きがよくなり、栄養素が増えます。そもそもの鶏糞の栄養バランスもよく、効率よく栄養素を吸収できるため有機肥料のなかでも鶏糞はよく使われます。
有機肥料はどうしてもニオイがでやすいですが、そのなかでも鶏糞はニオイが控えめなことがメリットです。気になる方は乾燥鶏糞ではなく完熟タイプの発酵鶏糞や炭化鶏糞がよいでしょう。
ベランダ菜園だとニオイが気になるかと思うので、鶏糞はおすすめです。ペレット状(粒になっているもの)の鶏糞であれば使いやすく、ニオイも穏やかなのでこちらもおすすめします。
鶏糞は窒素2%から5%、リン酸2%から4%、カリ1.5%から3%を含みます。さらに微量なもののカルシウム、マンガン、マグネシウムも含むのが特徴です。
売られている鶏糞によってバランスが若干異なりますが、基本的には栄養バランスがよい肥料と言えます。
安全性が気になるかと思いますが、国産の鶏糞であれば安全性は非常に高く、園芸店でも売られています。養鶏所で出た鶏糞を利用していて、卵や鶏肉を食べることが目的だった鶏の糞のため安心と言えるでしょう。
また鶏糞は珍しい肥料ではなく、有機肥料として多く使用されているため心配はありません。
鶏糞は主に元肥、追肥に使用されます。
元肥は植え付けや種まきの1週間ほど前に土に鶏糞を混ぜておきます。
追肥として使用する場合は、ニオイが気にならない鶏糞を使いましょう。株元から離れたところに鶏糞をまくことをおすすめします。近いと肥料焼けを起こす可能性があるため気をつけてください。
また鶏糞が多すぎても肥料焼けを起こすため適量を守りましょう。
鶏糞は有機肥料の1つなので環境にやさしい肥料です。ニオイが気になる方もいるかもしれませんが、ペレット状や炭化している鶏糞であればほぼ気にならずに使用ができます。育てている植物がイキイキとするのでぜひチャレンジしてみませんか。
GreenSnap編集部