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スイカを栽培していると虫がつくことや病気になることがあります。このページではスイカの病害虫について解説しました。現在スイカを育てていて病気や害虫が気になっている方はぜひご参照ください。
スイカにはウリハムシが付着して被害に遭うことがあります。ウリハムシは名前からもわかるように、ウリ科の植物に被害をもたらす害虫で、成虫の見た目はオレンジ色です。
大きさはだいたい7mmから8mmと小さいですが目立ちます。
葉や果実を食害し、被害がひどいとスイカが枯死することもあるほどです。
ウリ科の作物の一部が地面に察しているとそこからのぼってきます。
防虫ネットを使用することである程度ウリハムシを防ぐことができます。大量に発生したときは薬剤散布も効果的です。発生しそうな時期に予防的に薬剤をまくのもよいでしょう。
ミナミキイロアザミウマの大きさは1.2mmほどで、小さいためなかなか見つけにくい虫です。1979年に国内で発見されて以降、ほぼ全国に被害が拡大していて注意が必要です。
ミナミキイロアザミウマの成虫と幼虫は葉や茎から汁を吸います。スイカの場合はとくに新芽や若い葉など柔らかい部分が狙われやすいので気をつけましょう。
またミナミキイロアザミウマはウイルスを媒介します。そのためスイカの葉が白く変色して光合成がしにくくなることもあります。
雨の量が少ないときに増えやすい特徴があります。他にも気温が高いとよく成長するため、高温が原因で増えることもあります。
ミナミキイロアザミウマは薬剤への抵抗力があるため、見つけ次第捕殺するか天敵であるカメムシを使って駆除させるとよいでしょう。
雑草でも繁殖をするためスイカの近くに雑草が広がっている場合は、除草をしてください。さらにマルチを敷くことも侵入を防ぐことができます。
アブラムシはとても小さく0.5mmから3mmほどの大きさで、あらゆる植物について葉や茎を吸汁します。繁殖力が高いため放置しておくとすぐに増えるのが特徴です。
肥料を与えすぎると増えます。
薬剤をしようして対処することができます。アリと共生関係にあるため、スイカの近くにアリの巣がある場合は除去してアブラムシの増殖を抑えることができるでしょう。
スイカの葉に白い斑点が出て、まるでうどんの粉をかぶったように見えることが症状です。
湿気が多いとカビが発生して、それが原因でうどんこ病になりやすくなります。
薬剤を使用することで対処してください。うどんこ病を発症している箇所は処分しましょう。
スイカは炭疽病になることがあります。オレンジ色や茶色の丸い斑点ができるのが特徴で、放置しておくと葉に穴があくこともあります。
原因菌であるカビ菌が湿気が多い時期に繁殖することで発症します。
症状が出た場所は取り除き、炭疽病に使える薬剤を使用しましょう。
つる枯病になるとスイカの葉に斑点が生じ、茎は茶色く変色することがあります。発生した部分より先は枯死することが多いです。
つる枯病の原因はカビ菌です。湿度が高いと菌が繁殖してつる枯病になります。
つる枯病に使用できる薬剤を散布しましょう。症状がでている箇所は取り除くことをおすすめします。
スイカの病害虫は薬剤を使用することである程度予防することができるので試してみてください。湿気は大敵です。剪定をして通気性をよくしながら健康に育てましょう。
GreenSnap編集部