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ぶどうにつく虫の中には、幹に潜んで食害する虫などもいるため正しい予防や対策をする必要があります。
今回はぶどうに被害を与える害虫の種類や症状、対策などをまとめているので、ぜひ覚えてくださいね。
ブドウにはブドウスカシバがつき、被害に遭うことがあります。ブドウスカシバは初夏に羽化して、ブドウの鞘に産卵をする特徴があり、被害に遭った枝が紫色に変色するのが特徴です。
幼虫の大きさはだいたい4cmほどで、頭部は赤茶色、胴体は黄色のイモムシの見た目をしています。
コウモリガの幼虫がブドウの幹を食害します。茶色の糞を外に排出する特徴があるため、糞で発覚しやすいでしょう。また食害するため、木くずが地面に落ちていることで見つかることもあります。
幼虫の大きさは6cmほどで頭部が茶色、胴体が黄色のイモムシの見た目をしています。幹の内部にいて発見しにくいため、完全に駆除するのは難しいでしょう。
ヒメヨコバイは幼虫、成虫ともにブドウの葉を吸汁します。年に3回発生する害虫で、とくに被害が大きいのは8月から9月です。
被害に遭うとブドウの葉が白く変色し、カスリ状になります。大量発生すると排泄物でぶどうの果実が汚れて生育が悪くなるため注意が必要です。
5月から7月にマメコガネ、6月から9月にヒメコガネが発生して被害をもたらします。幼虫も成虫もぶどうを食害し、葉が穴だらけになることがあります。
落花期になるとアザミウマの被害が多くなります。ぶどうの果実が大きくなると、アザミウマが果面を食べてぶどうの生育が悪くなり、粒が生長しにくくなることもあります。
ぶどうに害虫がついているのを見つけたら、殺虫剤を撒いて対策することをおすすめします。果実を収穫して食用利用を目的にしている場合は、果物に使える殺虫剤を選んでください。
防虫ネットを設置することで虫をぶどうに寄せつけなければ、被害を予防することができます。防虫ネットの網目が粗いと、すき間から虫が入ってくるので、サイズにはご注意ください。
見つけ次第自分で捕獲をして駆除することもおすすめします。しかし、大量発生した場合は1匹ずつ駆除するのは大変なので、殺虫剤を撒く方が効果的です。
粒が立派に育って、見た目が美しいぶどうを楽しみたいなら、害虫予防を徹底しましょう。薬剤散布は効果的なので、ぶどうにも使えるものを撒いて、おいしいぶどうを育てましょう。
GreenSnap編集部