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ほうれん草は畑で栽培されているイメージが強いですが、水耕栽培で育てることもできます。水耕栽培はインテリアとしても楽しむことができるので試してみたい方も多いでしょう。
このページではほうれん草の水耕栽培について解説しています。水耕栽培に必要なもの、水耕栽培の方法や注意点などをまとめたので、これから育ててみたい方はぜひご参照ください。
ほうれん草は水耕栽培することができます。しかし、最初から水耕栽培をするのではなく、はじめは土壌栽培で、ある程度根が出てから水耕栽培に移行します。
水耕栽培とは、土を使わずに水だけで栽培する方法です。球根植物などではよく水耕栽培を行い、小学校の理科の授業でヒヤシンスを水耕栽培した方も多いでしょう。
土の代わりに水で育てる方法を水耕栽培と呼びます。土であれば、土の中の栄養で植物が育ちますが、水の場合は水のなかに栄養がないため、発育がよくありません。そのため、水耕栽培では一般的に水の中に肥料を混ぜます。
水耕栽培に必要なものは次のとおりです。
水耕栽培の容器は透明なものだと根の生長がわかり便利です。インテリアとしての価値も高く、ガラスの容器は人気があります。
スポンジは食器を洗うスポンジで問題ありません。発芽させるための土は、酸性土壌にならないよう注意をしてください。バーミキュライトだと、発芽後にほうれん草の根を抜きやすいためおすすめです。
スポンジにはカッターで切れ目を入れておいてください。
まずバーミキュライトに水をかけて適度に湿らせます。濡らしたあと、ほうれん草の種をまきます。種をまいたら、その上に土をこんもりと盛ります。
ほうれん草の種の発芽適温は15度から20度です。高温だと発芽しにくい特徴があるため、種をまいたあとは、涼しい場所で保管をしてください。
しばらく待っても発芽しない場合は、冷蔵庫に一時的に入れると発芽する可能性があるので、冷蔵庫に入れてみましょう。遅くても一週間ほどで発芽します。
根が伸びてきたら、バーミキュライトからほうれん草を抜き取ります。この時点ではまだ葉がでていませんが、それでも問題はないのでバーミキュライトを根から丁寧に取り除いてください。根を切らないように注意をしましょう。
根が伸びたほうれん草を、切れ目が入ったスポンジに挟み、水耕栽培の容器に入れます。根がしっかりと容器の水に浸るようにしましょう、水には肥料を混ぜておきます。容器の水が減ったら足していってください。
気温が高い時期は水が傷みやすいため、こまめに水を交換してください。
ほうれん草の種はかたい特徴があり、そのままではすぐに発芽しないことがあります。バーミキュライトにまく前に、事前に濡らしたキッチンペーパーに包んで一晩おくと発芽しやすくなります。
有機肥料を水に溶かすとニオイがでることがあるので注意しましょう。固形肥料も溶け切らないことが多く、ニオイや水質悪化の原因となるため、液体肥料がおすすめです。水耕栽培用の肥料がある場合はそちらをおすすめします。
収獲の5日前から水耕栽培の水に肥料を入れないようにすると、ほうれん草のえぐみがおさえられ、おいしさがでます。収穫予定日をあらかじめ決めておいて、逆算して肥料を断ちましょう。
ほうれん草は気温が高いと発芽しにくい植物です。気温が高い時期に水耕栽培をする場合は、あらかじめ発芽させてからバーミキュライトにまくとよいでしょう。
25度以上で栽培をすると、病気になりやすくなるので夏の水耕栽培はおすすめしません。
ほうれん草は酸性土壌を嫌います。水耕栽培の前に土で発芽させる場合は、酸性にならないように注意をしてください。土壌を調べて、必要に応じて石灰などで中和してください。
ほうれん草は水耕栽培が可能です。水耕栽培は基本的に場所を選ばないので室内でも気軽に育てられます。
土を使わないため衛生的で、インテリアとしても楽しむことができるので、ぜひ試してみてくださいね。
GreenSnap編集部