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11月に植える野菜には、苗から始めるタマネギやキャベツ、種から育てるホウレンソウやコマツナなどがあります。プランター向きの種類と、種まき・植え付けの違いを8種類の一覧で確認しましょう。
以下は主に中間地・暖地での目安です。寒冷地や標高の高い場所では、11月の露地まきでは遅い場合があります。種袋や苗ラベルにある地域別の適期を優先してください。
葉物野菜は冬の間に収穫できるものもあり、すべてが春以降の収穫になるわけではありません。低温になるほど生育は遅くなり、品種や保温の有無でも収穫時期が変わります。
| 野菜 | 11月の始め方 | 収穫の目安 | プランターでのポイント |
|---|---|---|---|
| タマネギ | 苗の植え付け | 翌春〜初夏 | 深さと株間を確保 |
| ホウレンソウ | 種まき | 冬〜早春 | 秋冬まき品種を選ぶ |
| サヤエンドウ | 種まき・苗の植え付け | 翌春〜初夏 | 支柱を置ける場所 |
| コマツナ | 種まき | 冬 | 小さめの葉で収穫も可 |
| ルッコラ | 種まき | 冬 | 若い葉から収穫 |
| キャベツ | 主に苗の植え付け | 翌春 | 大きな容器が必要 |
| ソラマメ | 種まき・苗の植え付け | 翌春〜初夏 | 大型で深めの容器 |
| カブ | 種まき | 冬〜早春 | 小カブを選ぶ |
11月下旬は、上旬より始められる種類が限られます。「耐寒性がある」ことと「低温でも種から十分に育つ」ことは別です。適期を過ぎた場合は、無理にまかず次の作期を待つ判断も必要です。
11月は苗を植え付ける時期です。種から苗を育てるには時間がかかるため、これから始める場合は地域と植え付け時期に合う苗を購入すると取り組みやすくなります。収穫は品種により翌春〜初夏です。
苗の株間は品種の案内に従って確保し、深植えを避けます。植え付け後は十分に水を与え、日当たりのよい場所で育てましょう。
追肥を終える時期は早生・中生・晩生で異なります。一律に2月下旬までとせず、品種の栽培案内に合わせてください。遅い時期まで肥料を与えすぎないようにします。

寒さに強いため、ベランダに出しっぱなしで越冬させてOKですが、冬の乾燥予防と霜対策のためにマルチングするとよいでしょう。
11月にまける秋冬向きの品種を選びます。寒さに強い野菜ですが、冬は生育が遅く、種まきから1.5〜2か月で必ず収穫できるわけではありません。冬〜早春の収穫を見込み、育ち具合を確認しましょう。
酸性の強い土を嫌います。プランターでは酸度調整済みの野菜用培養土が便利です。再利用する土へ石灰を足す場合は、酸度や製品表示を確認し、むやみにアルカリ性へ傾けないようにします。
芽が混み合ったら間引き、株間を確保します。夜間も照明が当たり続ける場所は、とう立ちに影響するため避けましょう。

大きめのプランターや鉢で別の野菜と一緒に育てるならば葉ネギがおすすめです。
ほうれん草の病害虫予防になるほか、ほうれん草に含まれる硝酸を減らす効果もあります。
葉ネギとの混植を試す場合も、虫の確認や適切な施肥は続けてください。病害虫や硝酸の変化は栽培条件によるため、混植だけで効果が保証されるものではありません。
中間地では10月中旬〜11月中旬頃が種まきの目安です。早くまきすぎて大株になると耐寒性が下がるため、地域と品種の適期を守り、小さな苗で冬を越させます。収穫は翌春〜初夏です。
苗から始める場合も、大きく育ちすぎていない苗を選び、根鉢を崩さず植え付けます。日当たりを確保し、冷たい風や霜が当たる場所では不織布などで保護してください。
つるが伸びる種類には支柱やネットが必要です。ベランダでは、支柱を固定できるかも考えて品種を選びましょう。

ベランダ栽培で育てるなら、コンパクトに育てられるつるなし種がおすすめです。
しっかりと支柱を立てて横ひもを渡せるなら、つるありにチャレンジすることもできます。
11月に種まきできる耐寒性のある品種を選びます。暖かい時期より収穫まで長くかかるため、「約1か月で収穫」とは決めず、葉の大きさを見て収穫してください。
プランターでも育てやすく、初めての家庭菜園の候補になります。冬は日当たりのよい場所に置き、発芽後は間引いて風通しを確保しましょう。
寒さが厳しいときは不織布などで保護します。秋でも虫がいなくなるわけではないため、葉裏や食害の跡を確認してください。

コマツナは害虫被害に遭いやすいので、虫がつくようなら防虫対策が必要ですが、夏場の栽培に比べると秋の栽培のほうが被害が少ないですよ。
温暖な地域では11月に種まきできる品種があります。小さなプランターでも育てられますが、低温になると生育は遅くなります。強い霜や冷たい風を避け、日当たりを確保しましょう。
葉が混み合ったら間引き、やわらかい若葉を収穫します。外側の葉を少しずつ摘む場合は、中心の新芽を残してください。
追肥量は容器の大きさや土の元肥、製品によって変わります。「10g」をどの鉢にも共通の量とせず、袋の表示に従いましょう。

とう立ちすると葉が固くなるため、気づいたら花茎を摘み取ってあげてください。
11月から始める場合は、地域に合う秋植え・春どり用の苗が候補です。種まきから始められるかは品種と地域によるため、「キャベツはすべて11月まきでよい」とは考えないでください。
プランターでは、外葉を広げられる大きめの容器と十分な土の量を確保します。植え付け後は防虫ネットなどを使い、葉を食べる虫が入らないように管理しましょう。
越冬する春どりキャベツは、寒くなる前に大株へ育てすぎると、とう立ちしやすくなります。外葉は大切ですが、秋冬どりの育て方と混同せず、苗の大きさ・植え付け時期・追肥は品種の案内に合わせてください。

結球させるためには、寒くなる前に外葉をしっかりと育てておくことが重要になってきます!
中間地では10月下旬〜11月中旬頃が種まきの目安です。小さな苗で冬を越し、翌春〜初夏の収穫を目指します。種まきや苗の植え付けが遅れすぎないようにしましょう。
種や芽は鳥に食べられやすいため、不織布や防鳥ネットなどで保護します。土の表面のマルチだけで鳥害を防げるとは限りません。
プランターでは大型で深めの容器を使い、詰め込みすぎずに育てます。日当たりを確保し、茎が伸びたら支柱とひもで倒れないよう支えてください。春にはアブラムシにも注意します。

秋の栽培だと被害が少ないですが、アブラムシなどの虫がつきやすい野菜なので防虫ネットや防虫対策はしたほうが良いでしょう。
11月にまける品種を選び、プランターでは小カブから始めると育てやすくなります。種は育てる場所へ直接まき、芽が出たら段階的に間引きます。
寒くなると根の太りは遅くなります。収穫月だけで判断せず、品種に合う大きさまで育ったものから収穫しましょう。強い冷え込みがある場合は、適切に換気できるトンネルなどで保温します。
追肥は土の元肥や株の生育に合わせます。下のコメントにある「10g」は容器サイズなどで調整が必要な量で、すべてのプランターに共通する基準ではありません。製品表示を優先してください。

カブは土からせり上がるように生長するため、しっかりと土寄せしましょう。
間引きを忘れて、狭い間隔で生長すると丸くキレイなかたちにならないので注意してください。
3回ほど間引きをしますが、2回目の間引きが終わったら2週間に1回化成肥料10gを追肥します。
短い期間で収穫を楽しみたい場合は、コマツナや小カブが候補です。苗から始めたいならタマネギも選べますが、収穫まで冬を越して育てる必要があります。
「ほったらかし」で育つ野菜を選ぶのは難しく、冬でも水切れや過湿、害虫の確認は必要です。寒さで生育がゆっくりでも、水や肥料を増やしすぎず、株の状態に合わせて管理しましょう。

七尾びび

GreenSnap編集部