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本格的な冬に向けて少しずつ寒さが増していく11月。気温の変化に伴って、紅葉が見頃を迎える地域が多いですね。晩秋から植え付けができる野菜は少ないですが、気温が低くても育てられる品種があります。11月に植える野菜は、春以降に収穫することができますよ。
今回は、11月に種まきや苗植えしたい家庭菜園におすすめの野菜を紹介していきます!
11月に入ると気温がぐっと低くなるため、種まきや苗の植え付けができる野菜は限られてきます。しかし、玉ねぎや大根など耐寒性のある野菜であれば、順調に育ってくれることが多いですよ。
12月に入るとさらに冷え込みが厳しくなるため、温暖な地域であっても植え込みは厳しくなります。来春にかけて収穫する作物の種まきや植え付けは、11月中に済ませておく方が良いでしょう。
タマネギは耐寒性が高いため、気温の低くなった11月でも植え付けすることができます。タマネギは他の野菜に比べて栽培期間が長いのが特徴です。
10月下旬〜12月上旬に植え付けすると、冬を越して翌年の5月中旬〜6月に収穫できます。種まきから苗が育つまで2ヶ月と長いので、手間と時間を考えると、家庭菜園で育てるには苗を購入して晩秋からスタートさせるのがおすすめです。
苗は8cm~10cmほど間隔を開けて植え付けましょう。植え付け後は、プランターや鉢の底から流れ出るほどたっぷり水を与えてください。
植え付けから2日ほどは日陰に置くとよいとされています。その後は風通しがよく日当たりがよい場所に移動させてください。
2月下旬くらいまでに化成肥料の追肥を済ませてください。
ほうれん草は寒い地域をのぞいて1年中栽培が可能です。春植えと秋植えができ、秋に植えるときは9月〜11月に種まきを行います。ほうれん草は高温に弱いので、初めて栽培する方は秋植えからの挑戦がおすすめです。種まきから収穫までの期間は約1.5〜2ヶ月です。
地植えだけではなくプランターでも栽培することができます。大きめの容器を使うと、他の野菜と混ぜて育てることもできますよ。
ほうれん草は酸性土壌を嫌うため、何か別の野菜を育てた土を再利用する場合には苦土石灰などを混ぜてアルカリ性寄りの土壌をつくりましょう。
ベランダ栽培の場合、街灯に当たる場所に気を付けてください。ほうれん草が日光と勘違いしてとう立ちしやすくなりますので、夜間、プランターは暗くなる場所に置きましょう。
アブラムシなどの害虫被害に遭いやすいですが、間引きをして風通しをよくすることが予防になります。
サヤエンドウの種まきに適した時期は10月中旬から11月上旬です。種まきの時期が遅いと、小さい株の状態で冬越しすることになり、寒さで枯れてしまうことがあります。しかし早い時期に種まきしすぎても耐寒性が低くなり、冬の寒さや霜の被害を受けやすくなります。
遅からず早からず、本格的に寒くなる前に草丈が10cmほど生長する時期に種まきを行いましょう。種まきから育てるのが難しいと感じる場合は、苗から育てると良いでしょう。
冷たい風や霜に当たると苗が傷むので、防寒対策で不織布やビニールなどを使いましょう。
できるだけ日当たりがよく風のない場所にプランターを置いてください。背丈が伸びてきたら支柱を立ててひもなどで誘引しましょう。
小松菜は真冬以外であれば1年を通していつでも簡単に栽培できます。収穫までの期間も1ヶ月ほどと短く、気軽に栽培ができますよ。しかし、寒くなる秋から種まきする場合は、なるべく耐寒性に強い品種を選ぶことがおすすめです。
地植えはもちろん、プランターでも栽培できます。日当たりがよく風通しの良い場所や、版日陰の場所を選んで育てましょう。
ルッコラの種まきは春または秋が最適な時期です。種まきから1~2か月程度で収穫できるので、気軽に栽培ができます。丈夫で育てやすいため、地植えだけでなくプランターや鉢などでも育てられますよ。ただし、霜に当てると弱るので、霜に当てないように気をつけましょう。
雨風に弱いため、プランターや鉢は風通しが良すぎる場所や雨ざらしになる場所に置かないようにしましょう。本葉3~4枚になったら化成肥料を10gほど追肥してください。
草丈が約20~25cmまで生長した頃が収穫の目安です。収穫する際は株ごと抜かず、下の葉から1枚ずつハサミで切り取りましょう。サラダとして生食されることが多く、花も食べられます。
キャベツは春蒔き、夏蒔き、秋蒔きと1年に3回種まきができますが、家庭菜園で育てる場合は秋蒔きで育て、春キャベツを収穫するのがおすすめです。秋蒔きにすることで害虫の被害を受けにくくなります。春キャベツは冬のものに比べるとふわっと巻きがゆるく、瑞々しく柔らかいのでとてもおすすめですよ。
キャベツは地植えだけではなく、大きめのプランターなどでも栽培できます。
植え付け2週間後から2週間に1回、化成肥料10gを追肥しましょう。キャベツは害虫被害に遭いやすいため防虫ネットで対策してください。
そら豆は栽培に手間がかからないので、初心者におすすめの野菜です。市販されているソラマメは値段が高いですが、自分で育てるとたくさん食べることができますね。秋に種まきを行うと病害虫も少なく、家庭菜園にはピッタリの野菜です。
そら豆の種まきはとても簡単ですぐに終わりますが、カラスなどの鳥類に食べられてしまいやすいので、マルチなどで覆っておくのがおすすめです。
苗の植え付けは25~30cmほど間隔を開けてください。
冬のあいだ、プランターや鉢はできるだけ日当たりの良い場所に置くようにしましょう。背丈が伸びたら支柱を立てて、ひもで誘引してください。
カブは種から育てるのが基本で、「春蒔き」と「秋蒔き」ができます。種まきの時期をずらすことで、収穫時期をずらして長く楽しむこともできます。
秋蒔きで育てると、病害虫による被害が少なく済むのでおすすめですが、寒さ対策としてトンネルをかけて育てると良いでしょう。収穫までの時間が短いので、家庭菜園でも簡単に栽培が楽しめますよ。小カブであればプランターでも栽培ができます。
上記の中で、初心者におすすめの野菜は小松菜とカブ(小型品種)です。
小松菜と小型のカブであれば、種まきから収穫までの期間が短いため、家庭菜園初心者でもお世話がしやすいのがメリットです。また、どちらもプランター栽培も容易ですので、なにを育てようか悩んでいる方は、ぜひどちらかから栽培を始めてみてください。
春や秋の時期に種まきする野菜は多く、10月を過ぎてしまっても今回紹介した野菜であれば11月に種まきして栽培できます。葉物野菜は種まきした後1~2か月程度で収穫できるので、今から収穫が待ち遠しいですね。
ご自身で育てた野菜であれば、おいしさがより一層増しそうです。11月に種まきや苗植えをして、家庭菜園を楽しみましょう。
七尾びび
GreenSnap編集部