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なかを開けると赤い宝石がたくさん詰まっているように見えるいちじくには、どんな栄養があるのでしょうか。実は健康効果があると言われています。
このページではいちじくの栄養について解説しています。おいしいいちじくの選び方についてもまとめているのでぜひご参照ください。
いちじくはクワ科イチジク属の植物で、果実を食します。原産地はアラビア南部とされ、旧約聖書やギリシア神話にも登場するほどの歴史深い植物です。6000年以上前から栽培されていたとも言われています。
漢字で書くと「無花果」です。花が咲かない果実という意味合いがありますが、こちらはいちじくの花の特徴が由来しています。いちじくの花期は6月から9月ですが、花は外から見えないという変わった特徴があります。果実のなかには袋のような部分があり、そのなかに花をつけます。
外側から花が見えないため、花がない状態で果実をつけるようだから、「無花果」となりました。
いちじくには、ペクチン、カリウム、鉄、カルシウムが含まれています。ペクチンとは水溶性食物繊維のことです。
いちじく100gあたりのカロリーは54kcalです。
いちじくにはペクチンという食物繊維が豊富なため、腸の働きがよくなり便秘改善に役立ちます。
いちじくには消化酵素が含まれていて体内で素早く消化をしてくれます。二日酔い予防にも効果的です。お酒を飲んだあとにいちじくを食べるとよいでしょう。
カルシウムは骨の形成には必要不可欠です。いちじく100gあたりに26mgのカルシウムが含まれていると言われています。カルシウムが豊富なので、骨粗鬆症が気になる方にもおすすめです。
またカルシウムは神経の興奮を抑える作用があるため、イライラ予防にも効果的です。
いちじくの旬は6月から11月です。
おいしいいちじくの選び方として、まずお尻の部分を確認してください。少しお尻部分が割れているものが食べごろでおいしいと言われています。ただし、割れすぎているものは熟れすぎている可能性があるため選ばないようにしましょう。
また完熟するといちじくは茶色くなります。色が均一になっているものを選びましょう。緑色が残っている果実は、まだ熟していない可能性もあり、甘みが少ないこともあります。
いちじくは傷みやすい果実なので、常温ではなく冷蔵庫または冷凍庫で保存してください。
まずいちじくを洗ってしっかりと水気を取ってください。水気が残っているとそこから傷みます。1つ1つをキッチンペーパーでつつみ、ビニール袋に入れて冷蔵庫に保管すると乾燥を防ぐことができて長持ちします。
コツは果実を重ならないように保管することです。保管は2~3日ほど。なるべく早めに食べてください。
冷凍の場合も同様で、1つ1つラップなどで包んで乾燥しないようにしてください。皮をそのままにしたほうが長持ちします。1ヶ月ほど保存ができますが、なるべく早めに食べましょう。
お酒のあとにもよいいちじくは、健康効果が高いので、たくさん食べたいですね。ジャムにして食べるのもおすすめですよ。お庭にスペースのある方は、自宅で栽培もしてみませんか。
GreenSnap編集部