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肉じゃがやカレーの具など、ニンジンは日本の食卓には欠かせない野菜です。やや独特な香りがあるため、苦手な方も多いかと思いますが、栄養豊富な野菜です。
このページでは、ニンジンの栄養や効果効能についてまとめています。
ニンジンはセリ科ニンジンの植物で、一般的にニンジンというと根を指します。別名はナニンジン、セリニンジンです。
歴史深い野菜で、古くから食用としてだけでなく、薬としても栽培されてきました。
ニンジンの花はセリの花特有の複散形花序で、1つ1つの花はとても小さいです。花弁の色は白で、見た目は線香花火のようです。果実は細長い楕円形をしていて、トゲトゲとしています。
ニンジンはビタミンA(カロテン)、カリウム、食物繊維を含みます。
カロテンを多く含むためニンジンは緑黄色野菜に分類されます。とくにカロテンは皮部分に多く含まれるため、カロテンを摂取したい場合は、皮をむかずに調理しましょう。また加熱をするとカロテンの吸収率が高くなります。
ニンジン100gあたりのカロリーは39kcalです。
カロテンは体内でビタミンAに変換され、肌の健康を促進する効果が期待できて、美肌ケアにもなります。さらに粘膜の強化にもよいため、感染症予防にもニンジンは向いています。
塩分の摂りすぎを調整する役割があるカリウムは、高血圧予防につながります。
ニンジンには食物繊維が豊富に含まれているため、お通じ改善効果が期待できます。
ニンジンの旬は10月から2月です。
おいしいニンジンはまず色で判断してみてください。オレンジ色をしていますが、そのなかでも色が濃いものがよいでしょう。濃いニンジンは栄養価が高く、甘みも増しています。
傷の有無もチェックしてください。栽培中や出荷時に傷がつくことがあり、ひび割れているニンジンは避けましょう。ニンジンの先端(葉が付いていないほう)が細くなっているものよりも、太いもののほうがおすすめです。
葉がついた状態で売られているニンジンは葉の状態も見てみてください。みずみずしいものがおすすめです。
葉がカットされた状態のニンジンであればその切り口も見てみましょう。茶色く変色しているものはおすすめしません。
ニンジンは冷蔵庫の野菜室での保管をおすすめします。濡れていると傷みやすいので、水分をふき取ってキッチンペーパーで包んで野菜室で保管してください。
このときのコツはニンジンを立てることです。より土のなかに近い状態で保管することで長持ちします。冷蔵庫であれば3~4週間ほど保存ができます。しなしなとシワがでることがあるため、こまめにチェックしてください。
冷凍庫での保存もできます。すでにカットしたニンジンは冷凍庫保存をおすすめします。この場合は約1ヶ月ほどもちます。
ニンジンは煮物、炒め物など食べ方はいろいろあります。グラッセにすると甘くておいしく、まるでスイーツのようです。葉も栄養があるので、炒めて食べてみませんか。
GreenSnap編集部