Spring Ephemerals 番外編④
『春まだ浅い頃他に先んじて咲き、晩春から初夏には姿を消してしまう花々』
『直訳すると「春のはかないもの」「春の短い命」というような意味で、「春の妖精」とも呼ばれる』
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⬆️ 2018/3/28 国上山
コシノカンアオイ（越の寒葵）
ウマノスズクサ科カンアオイ属の常緑多年草
コシノコバイモ、コシジオウレンと紹介したので、コシノカンアオイです。「春の妖精」の名にふさわしいのかナ⁉️。早春に飛ぶ、ギフチョウの食草だから、許して下さい。ギフチョウは絶滅危惧Ⅱ類（VU)、コシノカンアオイは準絶滅危惧（NT）です。環境の変化が、生息域を狭めているのですネ。
地域性が強く、wikiのカンアオイ属には、フタバアオイ節、ウスバサイシン節、カンアオイ節、計59種に分類されていると書いて有ります。
要はローカル色が強いと言う事です。ウスバサイシン（19/5/5 投稿）、コシノカンアオイ（19/4/18 投稿）も、合わせて見て下さい。
指を突っ込むと、噛み付かれますので要注意。
⬇️ 2019/4/5 新津丘陵
コシノチャルメルソウ（越の哨吶草）
ユキノシタ科チャルメルソウ属の多年草
『越』の字つながりで、この娘です。湿った場所が大好きで群生します。葉だけ見ていると、ユキノシタ科の感じはするけど、色も無くタダの草です。花をアップにすると、なかなか個性的な花で、可愛いと言えば可愛い、キモイと言えばキモイ。面白い奴です。
大きさは、チッチェ〜奴。iPhoneだとピントがあいません。19/3/28日の投稿では、指まで登場させてしまった。ウーパールーパーの髭の様な物が花弁、その間の緑の三角形が萼片、そして雄蕊と雌蕊、しっかり花のパーツは揃っています。カンアオイに比べれば、花らしい立派な花です。
コシノチャルメルソウは新潟県と富山県に分布します。チャルメルソウ属の分布は、全国区のコチャルメルソウを除くと、ローカル色の強い仲間です。この辺はカンアオイ属と同じですネ。日本では11種、しかもそのうち10種は日本固有です。皆さんの近くでも、仲間達が咲くと思いますので、探してみて下さい。
名前の由来は、花でなく果実の開いた形を、ラッパに似たチャルメラにたとえたといいます。
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少し Spring Ephemerals から、ハズレてしまいましたネ😃。『越』の字を持つ花達、昨年も投稿しました。エチゴルリソウ、エチゴキジムシロ、コシジシモツケソウ、皆んな可愛いかったネ。まだ他にもあるけど、今年はいくつ逢えるかナ。
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冬眠防止対策で、古い写真を投稿します。ゴメン。
・・・春が待ち遠しいネ。