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南国を感じさせてくれる美しい大輪の花が人気のハイビスカスは、どれくらい楽しむことができるのでしょうか。今回はハイビスカスの寿命について、何年もつかや鉢植えと地植えで違いがあるのかなど紹介します。ハイビスカスを育てている方はぜひご参照ください。
ハイビスカスは植物のなかでは寿命が短いほうといわれています。鉢植えで育てた場合は寿命が5〜7年ほどで、地植えでハイビスカスを育てる場合はだいたい10年ほどです。
一般的には地植えのほうが寿命が長い傾向があるため、長く楽しみたい方は地植えがおすすめです。また、この年数はあくまで一般的にいわれている寿命で、育て方によってはこの寿命よりも長くハイビスカスを楽しむことができるでしょう。
ハイビスカスの花1つ1つの寿命は短く、1日しか持たないものもありますが、開花期間中は次々と花を咲かせ楽しませてくれます。
ハイビスカスの寿命を延ばすには、適した生育環境で育てることが重要です。生育期には肥料を与えてハイビスカスに栄養を与えてください。化成肥料を規定量よりやや多めに与えるのがおすすめです。夏の暑い時期は、液体肥料を与えると綺麗に花を咲かせてくれます。
病気になるとハイビスカスの寿命が短くなるため、病気に注意して栽培をします。風通しをよくして湿気がこもらないようにしましょう。カビが付着するとハイビスカスが病気になって枯れることもあります。こまめに葉の表面や裏を見て病気の症状がないかチェックしてください。
また、害虫の被害に遭うことでハイビスカスが枯れることもあるので、こまめに虫がついていないかも確認しましょう。虫が発生しやすい時期は、薬剤を撒くことも効果的です。
鉢植えで育てている場合は、1~2年に1回の頻度で鉢をひとまわり大きなものに植え替えをすることで寿命を延ばすことができます。そのまま育てているとハイビスカスの根が伸びて鉢が窮屈になるため、定期的に植え替えをしてください。ハイビスカスの植え替えは、5〜6月の気温が穏やかな時期に植え替えをしましょう。
ハイビスカスの花を翌年も美しく咲かせるためには、冬越しが必要です。夏のイメージが強いハイビスカスは、夏の暑さに強くて寒さに弱い植物です。
10月下旬になると気温が下がるため、鉢ごと室内の明るい場所に移動をさせてください。鉢を移動させられない場合は、軒下に移動をさせて雨にあたらないようにしましょう。
地域によっては屋外でも冬越しすることができますが、その場合でも寒い風があたらないように注意をしてください。
夏のお庭を彩るハイビスカスは、ていねいに栽培をすると寿命を延ばすことができますが、反対に植え替えなど世話を怠るとうまく生育できず枯れる原因となるので、こまめに世話をして長く楽しみましょう。

GreenSnap編集部