スベリヒユ

スベリヒユ科スベリヒユ属
一年草
別名はパースレインなど多数ある。
食べられる野草としても知られる。
和名スベリヒユの「スベリ」の語源は諸説あり、葉っぱや茎にツルツル滑るような光沢があることに由来する説や茎や葉を食べる時に茹でた際に出るぬめりに由来するという説がある。
「ヒユ」はヒユ科のヒユに姿が似ているとも言われていることから。
日本全土の平地の市街地周辺に分布する。
畑や路傍、空き地、庭、土手、荒れ地などの日当たりの良い所に生え、よく増える。
畑作の害草とも知られているが、一方では食料として栽培されており、栄養豊富なスーパーフードとも呼ばれている。
マツバボタンの仲間で、見かけも似ているが、極めて繁殖力旺盛な植物である。
高さ30〜50cmとなり、枝分かれする。
葉は長さ1〜3cmと小さく、肉厚の倒卵形から長方形のへら型、全縁で葉先はやや凹み、柄はごく短く互生する。
花期７〜９月
5弁の小さな黄色い花を数個咲かせる。
花径は6〜7mmで、日が当たると花が開き、暗いと閉じる。
花が終わると、楕円形の果実を付け、その蓋が取れると、中には極小の黒色の多数の種子（②）があり、それが落ちて散布される。

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