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特有の香りがあるニンニクは香味野菜として知られ、家庭菜園で栽培されることも多いです。ニンニクに含まれるアリシンには疲労を回復する効果があり、健康にも良いですね。ニンニクだけでも育てられますが、他の野菜と一緒に育てることでお互いの生育が良くなる効果もあります。
ここでは、ニンニクのコンパニオンプランツの特徴をはじめ、相性の良い組み合わせや悪い組み合わせ、コンパニオンプランツのデメリットなどについて詳しく解説していきます!
コンパニオンプランツは「共生植物」「共栄作物」などとも呼ばれ、お互いにプラスの影響を与え合う植物のことです。有機栽培としても注目を集め、畑栽培はもちろん、プランター栽培などの家庭菜園でもコンパニオンプランツを活用することができます。
ニンニクはほとんどの植物や野菜と相性が良く、一緒に植えることで病害虫の抑制や土壌を消毒する効果があります。ニンニク特有の匂いで害虫を遠ざけるので、特に害虫予防には効果的です。
コンパニオンプランツを栽培すれば、植物や野菜を育てることがさらに楽しくなりそうですね。それでは、野菜の中でもニンニクと相性の良い組み合わせについて紹介していきます!
ニンニクはウリ科の植物と相性が良く、ニンニクの根に付いている拮抗細菌が立枯れ病を予防してくれます。ニンニクは5~6月頃が収穫時期なので、夏野菜を植え付けたらニンニクを収穫することが多いです。
ニンニクの収穫後に夏野菜を植え付けても効果が期待できるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
ニンニクとアスパラガスの相性も良く、ニンニクが土壌の消毒効果があるため、アスパラガスを病気から守ってくれます。また、アスパラガスの害虫であるハムシを遠ざける働きもあるため、一緒に植えることで相乗効果が期待できます。
ニンニクは、トマトなどのナス科とも相性が良いです。トマトもキュウリと同様に立枯れ病にかかりやすいですが、ニンニクを一緒に育てることで立枯れ病にかかりにくくなります。ミニトマトでも同じ効果が期待できるので、お好きな方を栽培してみてください。
ニンニクはブロッコリーとの相性も抜群で、一緒に育てることでブロッコリーの病気を抑制する効果があります。ブロッコリーは黒腐病や根こぶ病など株全体に病気が発生する可能性があるので、ニンニクをコンパニオンプランツとして栽培すると良いでしょう。
ニンニクはナスと一緒に植えることで、トマトと同じように立枯れ病を抑制する効果があります。ニンニクは夏野菜との栽培が好まれますが、ナスはキュウリなどのウリ科とは相性が良くありません。コンパニオンプランツは同じでも、ナスとキュウリを近くで栽培することは避けるようにしましょう。
ニンニクは多くの植物と相性が良いとされていますが、マメ科の植物やキャベツとは相性が良くありません。これらの野菜を一緒に植えるとお互いの生育に良くないため、ニンニクと育てることは避けるようにしてください。
マメ科の植物やキャベツは、ニンニクを育てた後の土壌でも育てることは控えましょう。
コンパニオンプランツは双方に良い効果がありますが、もちろんデメリットもあります。コンパニオンプランツも同じ植物なので、育てるためには手間と時間がかかることが多いです。その他、コンパニオンプランツの種や苗なども手に入れる必要があるので、コストもかかってきます。
ただし、病気や害虫を駆除するためには薬剤を使用する場合もありますが、薬剤を購入するコストもかかります。野菜を無農薬で育てたいようであれば、コストがかかってもコンパニオンプランツを栽培した方が健康的かもしれませんね。
ニンニクは料理に幅広く使われますが、栽培方法についてはあまり知らない方も多かったのではないでしょうか。ニンニクはさまざまな植物や野菜との相性が良く、コンパニオンプランツとして栽培することでお互いにプラスの影響を与えることができますね。
ニンニクは家庭菜園でも育てやすいので、ベランダなどで気軽に栽培できます。機会があれば、ご自宅のお庭やベランダなどでニンニクをコンパニオンプランツとして栽培してみましょう!
GreenSnap編集部