４年程前にお迎えしている
　　童仙房の原種系異種間交配品種
　　　『氷の薔薇レッド』

　　ニゲル✕グランドルフィ
　　ssレッド

が今年も咲き出しました
　ヽ(♡>∀<)｡:.ﾟஐ⋆*♪


　すぅっと茎を伸ばした先に
深みのある赤紅色の花弁
　その色合いを引き立てるような白金色の蕊

　美しい花姿のクリスマスローズです



　ご心配下さった方や励ましを下さった方へのご報告を兼ねて…
…余談…長めです

　３月１０日の正午
　天と地の境目、命運の別れる日
今年もその時を迎えた…

　時は遡る…２年前
　高校生だった息子が、ある国公立大学を受験した
　が、その年の桜は咲かなかった

　彼は、人と人との繋がりの大切さを説く仏教の教えに基づく、文武両道教育を行う中高一貫男子校に通っていた
　その６年間は…
　毎日バレーボール部の練習に汗を流し、一生の友となる学友達と共に勉学にも励んでいた

　そんな１８歳の彼が、夢破れ…
　張り裂けそうな胸の思いをぐっと堪えて…
　静かに、頭を下げて言った

　『どうしても入りたいと思う大学があります。浪人をさせて下さい。』
　『挑戦を続けさせて下さい。』
　
　そうして…後期試験で合格を戴いた国立大学に入学辞退届けを出して、受験勉強を続ける道を選んだ

　正直、私の心の内は複雑だった
　同級生に遅れる人生…
　手放しで応援出来た訳でも無かった
　滑り止めに合格出来ていた大学が、次にもう一度合格が貰える保証も無い
　浪人した挙句に、結局滑り止めに行く事になったら…
　などなど、モヤモヤともした


　あれから時は過ぎ…今年も、
今年も３月１０日を迎えた

　彼も、私も眠れない夜を過ごし、その日の朝を迎えた
　何をしても落ち着かずに、悶々と発表の時を待つ

　毎年、初詣ではおみくじを引く
　今年は、人生で初めて大吉を引いた彼
　　“弛まずに努力すれば夢叶う”
そう…書かれていた
　
　今年こそは！
　でも、期待し過ぎて番号が無かった時のショックは大きいと思うと…怖かった
　
　ついに正午を迎えた
　パソコンを開く
　アクセスが集中して、くるくる回っている
　怖い…慎重に、スクロールして番号を確認して行く…

　２階の彼の部屋から…
　　『在ったー！！』
叫ぶ声が聞こえた！

　その声に、ゆっくりとスクロールしていた私の指も、一気に加速した
　　在った！彼の受験番号が！
　何度も、受験票と画面を見比べて確かめた！
　間違いない！彼の番号が載っている！
　全てが報われた！
涙が流れた
　彼の努力に、ようやく、ようやく満開の桜が咲いたのだ！！

　階下に降りてきた息子が言った。
　『今まで、支えてくれてありがとう！
　合格しました！』

　親バカです…
　息子を抱きしめて、
嬉しくて泣きました！

　桜舞う百万遍を想像する…

　春から大学生
　第一志望合格、おめでとう！