＼ これでバッチリ！ バラの冬剪定 ／

12月下旬～2月下旬にかけて、冬の間に
春の開花に向けた“冬剪定”を行います。

▼ どうして冬なのか？
▼ なぜ冬剪定するのか？
▼ どこで切ればいいのか？

今回は、そんな疑問にお答えしたいと思います！
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　　　- 基本のキからコツまで -
　　これでバッチリ！バラの冬剪定

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【Ｑ】バラの冬剪定…どうして今やるの？
【Ａ】強く剪定しても
　　　バラへのダメージがない時期だからです。

バラは落葉樹のため、
冬には自然と葉っぱを落として休眠期にはいります。
そのため強く剪定しても株がいたみません。


【Ｑ】どうして冬剪定をするの？
【Ａ】ベストコンディションで春に花を咲かせるためと、
　　　株のまとまりを良くするためです。
　　　花が咲く位置をきれいにそろえて風景をつくり、
　　　仕上がりイメージに近づけます。


【Ｑ】どこで切ればいいの？
【Ａ】いくつか切るポイントがあります。


▼剪定ポイント①

　木バラ(HT/FL)は基本的に前年の春（2023年春）に
　伸びた枝の付け根から2，3つめの外芽の1cm上で切ります。

→内芽の上で切ると、生育してから
　枝葉が混みあって蒸れてしまいます。


株の中心に向かって出ているのが内芽、
外側に向かって出ているのが外芽です。
また、芽は葉の付け根の位置から出てきます。


▼剪定ポイント②

　シュラブは生育後の大きさをイメージして
　高さを揃えて一直線に切ります。

→春に花を咲かせたい位置の50cm下で切りましょう。
　『こんなに低くして大丈夫？』と
　不安になるかもしれませんが、
　秋まで繰り返し咲きながら大きくなるため心配はいりません。


▼剪定ポイント③

　割りばし（鉛筆）より細い枝は根元から切ります。

→もったいなく感じるかもしれませんが、
　細い枝は花が咲かなかったり、咲いても小さくなります。
　細い枝をカットすることで、蒸れを防ぎ
　他の枝に栄養が使えるのできれいな花を咲かせられます。
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＞＞＞ 更に１ポイント！ ＜＜＜

【冬のカイガラムシ対策】

枝がよく見える今がチャンス！
冬剪定と一緒に“カイガラムシ”対策をしましょう。

カイガラムシは
名前のとおり貝殻に似た見た目をしています。

これは成虫の姿で、こうなると動くことはありません。
寄生した枝や茎の樹液を吸って生きていきます。

カイガラムシがいるとバラの生育に影響が出たり、
病気の原因になったりするため
見つけたら早めに対処しましょう。


①葉を全て取ります。
→カイガラムシにかぎらず、
　葉の付け根にいる虫や菌を取り除けます。

②今いるカイガラムシを歯ブラシでこすり落とします。
→掃除用の大きめのブラシでもＯＫ。
　細かいところだけ歯ブラシでこすりましょう。
　擦る前に霧吹きで水をかけておくと、
　飛散するのを緩和できます。

③薬剤を散布します。
→市販のカイガラムシ用の殺虫剤や
　マシン油乳剤を使います。



冬剪定やカイガラムシ対策は
1～2月下旬までが適期です。
晴れた温かい日をねらって作業してくださいね。


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