セントポーリアといえば左みたいに鉱物系多めで育てるのが一般的みたいですが、個人的に自生地に近い環境で強く丈夫に育てたい(なるべく手抜きしたい)ため、日本のスタンダードとは全く異なる土を自分なりにブレンドして育てています。

もともとはジャングルの川岸や、木の根元など、結構肥沃な大地で育っているらしい、というのを参考に試行錯誤しまして。

観葉植物用の軽い土をメインに、籾殻とおがくずをたっぷり混ぜ、苦土石灰をまぶしたピートモス(酸度調整済みピートモスを買うのが面倒なので)、牡蠣殻、ボラ土(日向土)、バーミキュライト、パーライト、ゼオライト(全て細粒)を混ぜて、有機物たっぷりで軽く水はけのいい土に。最後にカリウムのみの肥料、HB-101、腐植の活力剤、水槽用のバクテリア剤、バクテリア入りの金魚の餌を少しだけ入れて空気が通りやすいようにふんわり混ぜて土は一旦完成。

実際の植え替えの際は、鉢から土ごと取り出し、古い土も全て落とさず軽く振っても取れない分は根が傷んでいない限りそのままで新しい土に植え込みます。更に、古い土には共生バクテリアや有用な菌糸などがいるので、周りの部分をすくって新しい土に混ぜ込んで植え替えに使用。最後にぬるま水でしっかりたっぷりお水をあげて乾かせば植え替え完了です。
植え替え後しばらくは追肥はせず、馴染んで株が成長し始めたらマグアンプ的なリン酸多めの固形肥料を少しだけ置き肥したり、水やりの際に液肥とHB-101&腐植系の活力剤をかなり薄めてあげたりしてます。

殺菌消毒はしません。ブレンドも感覚で適当なので、石系が多くて土が重かったかな...なんとなくしんどそうかな...って時は、いったん抜いて籾殻やピートモス、パーライトを増やしてさらに軽くした土に植え替えることはありますが、今のところこれで消えた株はいないのでこのまま継続して育てていきます。