かなり前の話(5月)で申し訳ないが、筑波実験植物園の温室で、バニラの花に出会った🌸



バニラの仲間は蔓性の常緑植物で、100種近くあり、開花時間は早朝…
お昼ごろには萎れてしまうので、出会えたのは運以外の何ものでもない🥹

すでにご存知の方も多いと思うが、お菓子の🍦🍰甘い香り付けに使われるバニラビーンズは、この種子鞘を発酵・乾燥させたもの🫘

と、当たり前情報だけ記述して、さっさとまとめよう(笑)と思ってたら、意外な研究レポートに遭遇🧐
それは・・・


「バニラとツチアケビが近縁」

…あの“赤ウィンナー”のようなツチアケビが？マジかー😱
(個人でツチアケビの画像を持ってないので、お手数ですがweb検索で確認よろしく🙇‍♀️)

でも冷静に見比べると、ツチアケビもバニラも、確かに花の形態はよく似ていて、果実も液果。

レポートによると、熱帯性のラン科バニラ属が　北方へ分布を広げるに従い、葉は葉緑素を失い、無葉緑腐生植物、菌根植物に徹して生存したもの…
それがツチアケビ属らしい。
(これがGSで、ちょいちょい登場する「菌従属栄養植物」の仲間ということかな🧐🤩)


分布域の生態に合わせるように、バニラは派手な花や甘い香りで、小型のハナバチを呼び、花粉を運んでもらう。
一方ツチアケビは、かなり早いタイミングで (場合によっては開花する前に)、自動自家受粉(自殖)する。

ラン科の植物は、変化を恐れないものが、命を繋いでいけるという事を、私たちにだけ、こっそり教えてくれているのかもしれない🧐


※ 暫く投稿できませんでしたが、ボチボチ再開予定…
　「みどりのまとめ」も、こっそり出ますので、
　よろしければそちらもご覧下さ〜い🙇‍♀