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バニラはメキシコなどの中央アメリカ原産の花です。バニラは香料として有名ですが、黄緑色の可愛らしい花を咲かせる立派な園芸植物です。バニラは多年草でもあり、長い間楽しめることも特徴です。
そんなバニラはどのようにして育てるのでしょうか。また、バニラを香料として楽しむためにはどうすれば良いのでしょうか。ここではそんなポイントを解説します。
バニラを日本で育てる場合、基本的に鉢植えにして室内やベランダで育てることになるでしょう。バニラは日光がよく当たる場所で育て、夏場の直射日光は避けましょう。
また、バニラは寒さに弱いです。冬場にもしも最低温度が10度以下になるようならば、室内に取り込んでください。また、バニラの地植えは、地域によって寒さが異なりますがかなり難しいといえます。
バニラを水苔で育てる場合、水苔は常に湿らせるようにします。葉っぱに水も定期的に与えましょう。夏場は特に乾燥しやすいので水苔が乾かないようにしてください。冬場は水苔の表面が乾いてから水をやります。
バニラの木を栽培するときは、肥料は春から夏にかけて緩効性肥料を与えます。冬場は避けてください。また、肥料のあげすぎも禁物です。
バニラの木を栽培するうえで、注意すべき病気や害虫は特にありません。しかし、バニラは寒さに弱いため、気温が低すぎると葉にシミなどができる可能性があるので注意しましょう。
バニラの植え付け時期は6月から8月くらいで、水苔に植え付けます。水苔以外に天然ヤシの繊維を利用したベラボンも利用できます。ここでは水苔で育てる方法を紹介します。
まず、水苔を新鮮な水に浸しましょう。水はなるべく清潔なものを用いることで余計な病気やコケなども最小限にできます。
その後、バニラの苗についている古い水苔を落とします。この際、根にダメージを与えないように慎重に扱います。水苔を落としたら水苔の上に根を広げながら定着させます。周りを水苔で囲っておしまいです。
バニラの増やし方は、「挿し木」という方法を利用します。
太くなったバニラの茎を切り取って、プランターなどに挿しましょう。この際、支柱で茎を支えると定着しやすくなります。水切りを起こさないように育てていきます。
また、バニラの香料のもととなるバニラビーンズを収穫したいならば人工授粉させましょう。バニラの花は一日でかれるので、受粉は開花したらすぐ行います。うまく受粉が成功すると、花に豆のサヤのような果実がつきます。果実の収穫までには半年程度かかるので気長に待ちます。
バニラビーンズを収穫後、天日干しさせてむしろに包んでおくとニオイが次第に生じてきます。このバニラビーンズを数ヶ月熟成させることによって香料として用いることができるようになります。
バニラはつる性の植物です。つるが伸びてきたらあんどん支柱などを用いて誘引しましょう。
また、バニラを育てる際には寒さには気をつけてください。冬場は完全に室内に移動させて育てるのがおすすめです。逆に夏場は直射日光は避けましょう。直射日光に当てると葉焼けを起こすこともあります。
もしも室内も寒いようであれば水苔を乾燥気味にさせるようにしてください。こうすることで、ある程度の防寒対策になります。
バニラの花言葉は「永久不滅」です。
バニラを育てたいという人向けに役立つ情報を紹介しました。バニラは育てるのが難しそうに思えるかもしれませんがポイントを守ればそこまで問題ありません。
また、バニラビーンズを収穫して香料にしたいという人もいるかもしれませんが、自分で人工授粉させたりバニラを収穫してバニラ香料にするのはかなり難しいことは理解しておいてください。また、バニラは寒さに弱いので寒さ対策もしっかりしておきましょう。
※トップ画像はみじんこさん@GreenSnap
GreenSnap編集部