いや蒸すわぁー
湿度高すぎてヤバイですよね。

こう毎日ジメジメしてると体からキノコ生えて来ちゃいますよ。
なんつって、実はもう既に一本生えてるんですけどね。

え？どうせシメジだろって？
いやいや、そんなわけ無いでしょう。
マツタケだから。天然物だから。

ただし普段は土の中に隠れてるんで、姿を現すことは滅多に無いですけどね。
やはり幻のキノコですから、そう簡単には拝めないという訳です。




山野草のミヤマスカシユリが咲きました。


スカシユリの変種とされるユリで、日本固有のジャパニーズリリーです。

海浜性のものはスカシユリ、山地性のものはヤマスカシユリと呼ばれますがコイツはそれらとはちょっと異なった性質の変種で、切り立った石灰岩の岩壁にへばり付くように咲く変わったユリちゃんですね。

花は基本種のスカリユリよりもやや大きく、長さ５０cmほどの茎を下垂させて生育する如何にも岩性植物らしい見た目をした特徴的な種です。


日本固有種である上に自生地が非常に少ない希少なユリでして、自然界では埼玉県の武甲山と茨城県の袋田の滝周辺のみでしか自生が見られないらしいですよ。

噂によると最近宮城と岩手の一部でも自生地が見付かったらしいですけど情報が少ないので何とも。
まぁ石灰岩植物なんでたぶんあの辺に生えてんじゃないかなーって予想はあるんですけど、何せ遠いし無駄足になるのも嫌なんで確認してないんですよね。

しかし埼玉の武甲山は大規模な石灰岩の採掘により山体そのものが消滅してしまう懸念もあるので、そうなると新しい産地の存在というのはやはり気になるところですよねー、うーん。

学名はブコウサンエンシスなんですけどね。悲しいけど、どうしよもないです。