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アグロステンマはヨーロッパや西アジアを原産とする、ナデシコ科ムギセンソウ属の一年草です。ヨーロッパでは雑草に分類されるほど生命力がつよいので、環境に左右されずに育てられます。今回はアグロステンマの育て方をご紹介します。
アグロステンマには日当たりのよい環境が適しています。草丈の割には茎が細いので、強い風が吹き付ける場所は避けてください。
冬越しは関東地方以北の地域であれば、寒さから守るため室内にいれて管理します。関東以西の地域は戸外に置いても問題ありません。
アグロステンマには表土が乾いたら、たっぷり水をあたえましょう。アグロステンマは過湿に弱く、茎葉にあるうぶ毛に水がかかると蒸れやすくなってしまいます。株元に水やりするようにしてください。
アグロステンマには水はけのよい、弱アルカリ性の土が適しています。「赤玉土中粒5:腐葉土3:酸度調整済みピートモス2」の割合で混ぜた土を使用してください。さらに用土1リットルあたり2gの苦土石灰と、リン酸を多く含んだ緩効性化成肥料を施せば完了です。
アグロステンマを鉢植え栽培する場合は、植え付け・植え替え時に緩効性化成肥料を施します。庭植えに肥料は必要ありません。
アグロステンマの植え付け適期は3〜4月、10〜12月です。鉢植え栽培のアグロステンマを苗植えする場合、苗より一回り大きな鉢を用意してください
地植え栽培のアグロステンマを苗植えする場合、植え付け1週間前に土づくりを済ませた用土に植え付けましょう。株間は30cm以上空けるのがおすすめです。
アグロステンマの発芽適温は20℃前後なので、秋の9〜10月に「種まき」で増やすことができます。種まき方法については、以下の通りです。
また、放っておいてもこぼれ種で勝手に繁殖していくこともあります。
アグロステンマは強健な植物であるものの、まれにハダニの被害を受けてしまいます。ハダニは葉から栄養を吸い取ってしまうので、薬剤散布をして駆除したり、被害を受けた枝葉の切除などの対策をとってください。
アグロステンマは5〜6月に、1mほど伸びた茎先からピンク色の花を咲かせます。背丈の高い植物なので、あたり一面に群生している様子は見事です。
アグロステンマの花言葉は、「自然を好む」「気持ちがなびく」です。草丈の高いアグロステンマが風にたなびく情景が浮かんできますね。
アグロステンマは見た目に反して強健な植物です。草丈が1mほどになるので、風に大きく揺られる姿も印象的です。
初心者でも簡単に育てられるので、背の高い花を楽しみたい方にはぴったりですよ。
GreenSnap編集部