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ナナカマドは花だけでなく、紅葉した葉や果実が美しいのでお迎えして育ててみたい方も多いかと思います。このページでは、ナナカマドの育て方の基本をまとめています。植え替えの時期など気になる方はぜひご参照ください。
ナナカマドはバラ科ナナカマド属の植物で、花期は6月から7月です。白い花をつけ、花弁は5枚で、1センチに満たないほどの小さな花が密集して咲く特徴があります。秋になると葉が美しく紅葉します。
日当たりのよい場所、通気性のよい場所を好む植物です。日当たりが悪くなると弱ってしまうため、基本的には地植えがおすすめです。鉢植えや盆栽の場合は、季節によって屋外出すなど光の量を調節しましょう。
ナナカマドは湿気を嫌うので、水はけのよい土を選びましょう。鉢植えで育てる場合は、市販の園芸用の土で問題ありません。盆栽の場合は、赤玉土と桐生砂を8:2の割合にして土を作りましょう。
ナナカマドは夏の乾燥を苦手とします。夏に土が乾燥している場合はたっぷりと水やりをしましょう。地植えの場合は降雨のみで十分です。何日も雨が降らない場合は土が乾燥してきますので、必要に応じて水やりをしてください。こまめに土の状態もチェックしてくださいね。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたタイミングで水やりをたっぷりとしましょう。
植え付け前には、堆肥をしっかりと混ぜてから植えるとよく育ちます。生命力が強いため、肥料がなくても育ちます。寒い時期は若干育成が悪くなりやすいので、年明けに堆肥や腐葉土を土に混ぜると良いですよ。
ナナカマドの植え付けは10月から3月にしましょう。ナナカマドは紅葉する植物で、紅葉のあとは葉が落ちます。この落葉した時期が植え付けに向いている時期です。
寒い地域では雪が降る時期を避けて、3月の新芽ができる時期に行いましょう。
ナナカマドを地植えしている場合は植え替えの必要はありません。鉢植えで育てている場合は、根が生長して窮屈になったら植え替えをします。植え替えは葉が落ちている時期(11月から2月)に行いましょう。
とくに夏場は土が乾燥しないように気をつけましょう。
秋になると紅葉が楽しめる植物です。寒暖差の大きくない地域では紅葉しないこともあります。紅葉のあとに真っ赤な実をつけます。この実は小さく1センチに満たないほどで、期間は長くて冬まで見ることができます。赤くなったら収穫することができます。
実は苦いので食用にはあまり向きません。
ナナカマドは寒い地域では、病気や虫の心配はほぼありません。しかし、暖かい地域で育てる場合は病気や虫の対策が必要です。気をつける病気はウドンコ病で、虫はアブラムシ、ミノムシ、カイガラムシなどです。見つけたらティッシュなどでつまんで取ります。たくさん発生した場合はスプレーも利用しましょう。
ナナカマドの花言葉は「慎重」、「あなたを見守る」です。
花だけででなく実も楽しめる植物なので育ててみませんか。
GreenSnap編集部