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オーニソガラムは切り花にしても花持ちがよいことから、ウエディングフラワーやアレンジメントに利用され、人気を博している植物です。今回はオーニソガラムの育て方についてご紹介します。
オーニソガラムは、風通しと日当たりのよい環境で育てます。とくに開花期が近づいたつぼみにはたっぷりと日に当ててください。日照不足が原因で花が咲かかなくなってしまいます。
また、オーニソガラムには品種によって耐寒性が低いものもあります。その場合は、11月以降は室内に移動させ、日当たりのよい窓際で管理しましょう。
オーニソガラムは乾燥した土を好みます。表土がしっかり乾いてから水やりしてください。6月〜9月は球根が休眠期に入るため、過度に乾燥した場合を除き断水しましょう。
オーニソガラムを育てるときは、水はけのよい土を用いましょう。
鉢植えでオーニソガラムを育てる場合は、「赤玉土小粒7:腐葉土3」の割合で混ぜた配合土を使用しましょう。地植えでオーニソガラムを育てる場合は、植え付け1週間前に腐葉土を混ぜ込むことで水はけをよくしておきます。
オーニソガラムは、球根内に栄養を多く蓄えているので、肥料をほとんど必要としません。植え付けの際に元肥として、緩効性肥料を施す程度で十分です。
オーニソガラムの植え付け時期は、10月頃が適期となります。
オーニソガラムを鉢植えしている場合は、4〜5号鉢に植え付けていきます。
オーニソガラムを地植えしている場合は、表土から深さ7cmの位置に植え付けます。それぞれ球根3個分ほど間隔を空けたうえで植え付けてください。
オーニソガラムを鉢植えで育てている場合は、毎年植え替えを行います。地植えの場合は植え替え不要です。
オーニソガラムの増やし方は「分球」が一般的です。葉が枯れはじめた6月に土を掘り上げ、分球しましょう。
分球した球根は植え付け適期の10月まで、冷暗所で保存してください。
オーニソガラムの花が咲き終わったら、放置するのではなく花茎ごと切り落とす「花がら摘み」を行ってください。こうすることで枯れた花に無駄な栄養がいかず、球根に栄養を届けられます。
オーニソガラムは丈夫な植物で病害虫への耐性は強いものの、まれにアブラムシの被害にあうことがあります。放置すると栄養を吸われてしまうので、ガムテープで引き剥がしたり、薬剤散布をして駆除しましょう。
オーニソガラムは4〜5月になると、星のような形の小さな花を茎先にたくさん咲かせます。そのかわいらしい見た目から、切り花にしてアレンジのアクセントに利用されていますよ。
オーニソガラムの花言葉は、「純粋」「才能」です。白が印象的なオーニソガラムの花にぴったりな花言葉ですね。
オーニソガラムは地中海沿岸を原産とする、ユリ科オーニソガラム属の多年草の植物です。日本には明治末期に持ち込まれており、「アラビカム」や「ウンベラータム」などが知られています。
そんなオーニソガラムは花こそ小さいものの、純白のブーケを思い起こさせるような花姿は見事なものです。ちょっとしたアレンジメントに加工して楽しむのも面白いですよ。
GreenSnap編集部