オウレイは中央アメリカを原産とする、ベンケイソウ科セダム属の多肉植物です。丈夫で育てやすく、多肉植物の中でも珍しい黄色に紅葉する葉をもつことから、寄せ植えによく利用されています。
今回は黄色いセダム、オウレイの育て方をご紹介します。
オウレイ(黄麗)の育て方:栽培する場所
オウレイには風通しと日当たりのよい環境が適しています。南米原産ということもあり耐暑性に優れるものの、強い直射日光を浴びると葉焼けを起こしてしまう可能性があります。夏場はカーテン越しなどの半日陰で育ててください。
暑さの一段落した秋に再び日光に当てて育てると、秋にきれいな紅葉を楽めますよ。
オウレイ(黄麗)の育て方:水やり
オウレイには表土が乾いてから2〜3日あとに、たっぷり水やりしましょう。真夏や真冬の期間は休眠期となるので、水やりの頻度を2〜3週間に一度にするなど乾かし気味の育てます。水をあたえすぎると、葉や茎が間延びして徒長する原因となるので注意してください。
オウレイ(黄麗)の育て方:用土
オウレイは水はけのよい土を好みます。「赤玉土小粒5:腐葉土3:バーミキュライト2」の割合で混ぜた配合土を利用しましょう。市販の多肉植物用培養土を使用しても構いません。
オウレイ(黄麗)の育て方:肥料・追肥
オウレイは多肉植物のなかでも生長がはやいことで知られます。過剰な肥料をあたえると茎が細長く成長してしまい、見栄えを損なってしまいかねません。肥料を施すのであれば、春・秋の生育期に一度ずつあたえてください。
オウレイ(黄麗)の育て方:植え付け・植え替え
オウレイの植え付け適期は春の3〜5月、秋の9〜10月になります。
鉢植え・プランター栽培での植え付けは、株より一回り大きな鉢に植え付けましょう。地植え栽培での植え付けは、植え付ける1週間前に腐葉土を混ぜ込み、よく耕してから植え付けてください。
オウレイの植え替えは植え付けと同じ時期に、1年に1回を目安に植え替えするとよいです。
オウレイ(黄麗)の育て方:手入れ
オウレイは生育スピードが早いため、風通しをよくするためにもこまめな剪定をします。生育期であれば、伸びすぎたり細長く育った茎を切り戻しましょう。休眠期の場合は、枯れた茎や葉を取り除いてください。
オウレイ(黄麗)の育て方:注意する病気
オウレイはカイガラムシの被害を受けやすい多肉植物です。見つけたらピンセットを使ったり、薬剤散布をしたりしていちはやく駆除しましょう。
オウレイ(黄麗)を葉挿しで増やす方法
オウレイは葉挿しで増やします。水をあげる直前の乾いたオウレイから葉を摘み取り、土の上に仰向けに寝かせてください。そうすることで、葉の根元から発根する根が土に邪魔されずに済みます。葉の根元から発根するので、土に挿して水やりすれば完了です。
オウレイ(黄麗)/月の王子の育て方を覚えてみよう
オウレイは多肉植物のなかでも強健な植物であるため、初心者でも気軽に育てられる品種です。珍しい鮮やかな黄色の葉を見せてくれるので、家にいても秋の訪れを感じさせてくれますよ。
この記事を書いた人
GreenSnap編集部
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