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とげとげとした柱状の形状から、サボテンだと思われがちな大雲閣は、サボテンではなくユーフォルビアです。大雲閣はとげがあっても刺座がなく、茎から直接とげが生えているのでサボテンとは異なるのです。そんな大雲閣の育て方や、サボテンとの違いなどを詳しく見ていきましょう。
大雲閣は、春~秋にかけては日当たりがよく風通しのよい、雨の当たらないような屋外で育てましょう。
大雲閣は寒さにはあまり強くないので、冬は5℃以下にならないような場所で育てます。できれば最低気温が10℃になったら、室内の明るい窓辺に置き場所を変えて、春に桜の花が咲くころになったらまた屋外で育てるようにしましょう。
大雲閣は多肉植物なので、土がかなり乾いてきてから水やりをするようにしましょう。常時土が湿っているような状態でいると、根腐れの原因になりかねません。
なお、冬は寒さにより耐えられるように、春から秋にかけての生育期よりもさらに乾燥気味に管理しましょう。
大雲閣は多肉植物なので多肥を好みません。春から秋にかけて、毎月薄めた液体肥料を水代わりに与えるか、2か月ごとに観葉植物用の緩効性化成肥料を株元に置くようにします。
大雲閣を育てるときは、水はけのよい土を用いましょう。サボテン・多肉植物・観葉植物用の土がおすすめです。
大雲閣の植え付け・植え替え時期は、梅雨や真夏を除いた4~9月の生育期が適期です。最適期は、4月中旬頃です。
大雲閣は「挿し木」で増やしていきましょう。
大雲閣を好きなところで切り落とし、きりくちを水でよく洗ってから発根剤を塗り、20日程度放置して切り口を乾かしておきます。根が伸びてくることがありますが、切り口がしっかり乾いてから、乾いた土に植え付け、その後しっかり水やりして株を落ち着かせます。
株が根付いてきたら、地上部分が成長していきます。ユーフォルビアの成長はゆっくりなので、焦らず気長に育ててください。
大雲閣がかかりやすい病気はありませんが、水のやりすぎで根腐れしやすいので注意しましょう。
また、害虫はアブラムシやカイガラムシが付くことがあります。アブラムシは薬剤を散布するか、あらかじめオルトランなどを土に加えておくことで防げます。カイガラムシは、とげに気を付けながら、水を含ませたティッシュなどでこそげ落とします。
大雲閣は、特別な手入れをしなくても、元気に育ちます。
大きくなりすぎたときは、好きなところで切り取って大きさを調整します。切り取った株は挿し木にして、新しい大雲閣を増やすことに使いましょう。
大雲閣は春~秋にかけては雨の当たらない日当たりのよい場所で育てて、10℃を下回る前に室内の明るい窓辺に置き場所を変えて育てます。
多肉植物なので水のやりすぎにならないように、土がかなり乾いてから水やりをしましょう。水のやりすぎと水のやらなさすぎとでは、やりすぎの方がはるかにダメージが多くなります。
とげとげとした柱状の形状から、サボテンだと思われがちな大雲閣は、前述にもある通り、サボテンではなくユーフォルビアの仲間です。そもそもサボテンには、とげの付け根に茶色や白のもこもことした刺座がついています。この刺座があるものがサボテンに分類され、サボテンの中には刺座があってもとげがないものもあります。
大雲閣は、とげがあっても刺座がなく、茎から直接とげが生えているのでサボテンではありません。
ユーフォルビアは、トウダイグサ科トウダイグサ(ユーフォルビア)属に分類される多肉植物の総称ですが、原種だけでも2000種あり、同じ分類とは思えないほど多岐にわたった形状をしています。
ぜひ、「彩雲閣」を品種改良した、大型のハシラサボテンのような柱状に育つ大雲閣を育ててみてくださいね。
※トップ画像は花ママさん@GreenSnap
GreenSnap編集部