うちのタカワラビ、ちょっと成長が良くないな。鉢が窮屈な気がする。もう買って1年経つし、そろそろ植え替えしたいな。なんて皆さん。タカワラビの植え替えの仕方をまとめますので参考にしてください。
※記事中、うちの金毛狗と書いていますが、うちの金毛狗は正しくはカツモウイノデという類似する別のシダ植物でした。
土選びが大事!!
確認している限りで、タカワラビの植え替えに適した土は2種類です。一つは楽天市場、ヤフーショッピング、アマゾンで出品している「ナチュールアミ」さんの「らくらく培養土 観葉植物用」です。この土は、うちのカツモウイノデと、オカンとこのタカワラビの植え替えに使用しました。アマゾンだと1リットル458円で買えます。もう一つはホームセンターでも取り扱いのある「花ごころ 観葉植物の土」です。これは、フォローしていただいてるタカワラビ仲間の方が植え替えに使用したという土で、使用感が「らくらく培養土」に似ているようです。どちらも水はけが良く、保湿性も良いところが似ています。タカワラビの基本的な水やりの仕方「月水金曜日に500mlペットボトル半分の量」に適した土だと言えるでしょう。こだわりがあるならナチュールアミさんで、手近に欲しければホームセンターで花ごころの土を用意してください。
ナチュールアミの「らくらく培養土 観葉植物用」
植木鉢(インナーポット)を選ぼう!!
この節では、ポットインポットすることを前提とした植木鉢の選び方を紹介します。先ずは、購入時に植えてあった植木鉢を観て見ましょう。鉢底の割合からして穴の面積が大きいのがわかります。うちのカツモウイノデは2年近く、この鉢で育ちました。アルバムを見てのとおり良く成長しています。購入直後にポットインポットにしましたから、この鉢がインポットとして合っていたのでしょう。
そして植え替え用に使用した植木鉢がこちら。セリアで2個入で108円でした。うちのカツモウイノデの場合、新芽が広がりながら成長しているので、鉢のフチ周りが窮屈になっていました。高さは元の鉢の高さが丁度よかったので同じぐらいの高さにして、直径が1センチぐらい大きめの鉢にしました。フチ周りはもう少し広いです。鉢を選ぶ際は、元の鉢より大きすぎない方がいいでしょう。植物が必要とする用土のキャパシティがあります。適切なのは、元の鉢より0.5合から1号増しです。さらに縦に長めなのか、横に広めなのかも大事です。縦に長めのタカワラビなら幅は窮屈ではないでしょうから、幅は元の鉢と同じぐらいで、少し高さのある鉢を選ぶといいでしょう。 なお、ここで言う鉢は、ポットインポットするインポットです。加工しますので、必ずプラスチックの鉢を選んでください。
加工前の鉢底を見てください。一見、しっかりと穴が空いてるようにみえますが、元の鉢と比べるとぜんぜんです。なので、ノコギリとペンチで加工していきます。
100円ショップで買ったノコギリとラジオペンチで加工しました。ノコで切れ目を入れてラジオペンチでつまみ取るようにするとうまくいきます。ポイントは、大きなスリットを4箇所あけたところです。スリットとは、植木鉢の側面部分まで空けた少し長めの穴のことで、これにより根のサークリングを予防することができます。 インポットの紹介は以上です。
植木鉢(外鉢)を選ぼう。
インポットとともに、外鉢も用意しておきましょう。インポットは、外から見えないので見てくれを気にしなくていいですが、外鉢は見られる部分なので好みの鉢を選びたいですね。隙間を軽石で埋めるので、大きさは問いません。ただし高さはインポットよりも4センチぐらい深いものを選んでください。底穴は最低でも一つは必要です。あと、深めの受け皿も一緒に選んでください。外鉢の選び方は以上てす。以降はインポットへの植え替えを書いていきます。ポットインポットの仕方は別にまとめてあるので、そちらをご覧ください。
植え替えをしよう!
材料が揃ったところで、ようやく植え替えに取り掛かりましょう。先ずは、元の鉢から、株を抜くところからです。株の状態を見て、根を崩さずに植え替えるか、土をほぐして植え替えるか、土を全部落として植え替えるかを判断します。写真は、うちのカツモウイノデの元の鉢から抜いた直後のものです。とても綺麗に均一に根を張っています。生育が良いので、土、鉢、水やりの条件が合っていた証拠です。この場合、根は崩さず、鉢(インポット)の大きさに合わせて土を増すだけです。
もう一枚。今度のは、オカンとこのタカワラビを植え替えた際のものです。オカンのタカワラビもアップしていますが、成長が良いのは環境が合っていて根ハリが良いからなんですね。こちらも土を崩さず新しい土を増しただけです。このように、うちのカツモウイノデやオカンとこのタカワラビのように、成長が良く根がしっかりと張っている場合は、土を落とさず、根もほぐさず、用意したインポットの底と側面の隙間に、紹介した土をまんべんなく足すだけにしましょう。土を入れるときは、割り箸を使って隙間なく入れてください。
以前、土が乾いたら…は初心者への常套句と書かれてましたが、キンモウコウに限らず他の植物でも実感するこの頃です。例えば乾燥を好むと言われるユーカリも、ウチでは乾いてからでは遅いです💦