Mangostanaに🔪🥶
シャコタンならぬ無くプルタン
夏の間にグングン伸びてさーそろそろ家の中に入れなくては、でも大き過ぎて困った🥲と言う時期ですね。
プルメリアの高さを低くする目的や折れた枝のレスキューの為に斜め接ぎ、平継ぎ、V字継ぎの3つの方法で接木をしてみました。
緊急に接木が必要な場合に備えてチョッピリでも参考になればと思います。
こんな株を接木で低くしていきます。
こんな株を秋まで育てると背が高くなり過ぎるので接木で低くしていきます。
準備する物
①接木テープ
ニューメデールは高いですがお勧めです。右のテープは安いですが使いにくいですね。
②刃物
ナイフ、カッターナイフ、包丁他
カッターナイフ大でも可能ですが、少し太い茎のカット時は力がいるので、私は台所から包丁を失敬してきてプルメリア専用に使ってます。
力が入れやすくて使い易いです。
③接木用治具(特許申請中⬅︎フェイク❗️)
直角、斜め、V字カットが簡単に出来るように考案。
茎の太さに合わせて幅が変えられ、ハサミ込めば落ちずに手が離せる優れ物。
俺って天才!?と思っていたらハワイのプロが木で立派なものを販売していた。😅
④一応アルコール
雑菌予防に刃物を消毒します。
*ちなみにプルメリアをカットした後のネチョネチョはペイント薄め液等シンナーで拭くと簡単に取れますよ。
斜め接ぎ
一番簡単な継ぎ方の斜め接ぎ
まず台木にする部分に治具を取り付けてカットします。
穂木(台木の上に継なぐ部分)のカット
治具を使えば簡単に同じ角度でカットできます。
穂木の葉は全部軸を残して水分の蒸散を止める為カットします。
去年、試しに葉を付けて継いでビニール袋を被せましたが3株失敗しました。😓
失敗は成功の元❗️
どんだけ枯らすんだ‼️
でも台木は生きているので新しい枝が出て来ます。👍
・このように切り口を合わせて接木テープでしっかり圧着しながら、巻いて行きます。
・テープの巻き始めと終わり部分に余分を出しておき、最後に上下の余分同士を結んで接着部の上下のズレを防止します。
*切断部分から出る樹液はある程度出しきってから断面をウエス等で拭いてから合わせました。
*接木テープは必ず下から上へ巻いて行くこと。➡︎水が継ぎ目に入るのを防ぐため。
平継ぎ
一番簡単そうで無理のある継ぎ方
・茎を真っ直ぐ切って継なぐだけと思いきや、穂木(上の部分)が長いとテーピングしてもブレるので切断部分が密着しない。
従ってこの継ぎ方は枝先が折れた時のレスキューとしての継ぎ方かと思います。
これは先日台風の吹き返しで鉢が倒れて枝先5cm位が折れてしまい、2日後位にシワシワになってから気が付いて緊急接木した物です。
成功したか様子見中。
・形成層(皮と中心部の木質部の境界部分)の径が合うような枝を探して継がなければなりません。
この台木は去年接木に失敗した台木から出た枝に継ぎました。
失敗の屋上屋?になるかも🤔
継いだ穂木がシワシワだったので念のため2週間程ビニール袋を被せました。
水平接木ぎの継ぎ目を密着させる方法としてまち針を4本打ち、輪ゴムで上下にテンションをかける合理的な方法がYouTube で紹介されてましたので去年やってみましたが、葉を付けたまま試験したので失敗しました。
合理的な方法なので来年は再チャレンジしたいと思っています。
V字継ぎ
治具で切断角度さえ合わせれば一番やり易い継ぎ方と思います。
カット済みの台木と穂木を合わせてテーピングすればほとんど継ぎ目がズレ無い。
どうですこのピッタンコな継ぎ目🤥
治具を使って、斜め継ぎの角度で茎の中心まで両サイドからカットします。
穂木もこんな感じでカットします。
活着後の継ぎ目の拡大です。
活着後の株の様子
新しい葉が元気に展開して来ました。
後書き
まだプルメリアの接木をした事が無い人向けにまとめを投稿しました。
私もまだまだ初心者ですので、失敗を重ねながら色々挑戦をしています。
こうした方がいいとか、アドバイスをいただけたら助かります。
茎をカットするのに治具を使った方が楽なんですが、無くても出来ますので挑戦してみてください。
❇︎注意点 プルメリアの樹液には毒性が有り、皮膚の弱い人はかぶれるようですので手袋をして下さい。
ちなみに私はいつも素手でやってますが、かぶれた事はありません。
面の皮と同じく手の皮も厚いのか…。
二又、三又の株でそれぞれの枝に違う色の枝を接木すれば一株で色んな花が見れますが、好みの分かれる所でしょうね。
スゴい大手術を見せていただきました👀‼️