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種類が多いアロエの中でも、姿が格好いいといわれているのが口紅アロエです。アロエとしては珍しく葉にトゲがなく、筒の形をした美しい花を咲かせます。別名としてアロエ・ストリアータや珊瑚アロエ、ジコウニシキと呼ばれることもある、観賞用に向いたアロエです。そんな口紅アロエの育て方を説明します。
口紅アロエは南アフリカの乾燥地帯に生息している植物なので、日当たり風通しがいい室内かベランダが、育てる場所として最適です。
また、湿度が高い環境より乾燥ぎみを好むので、ベランダにある場合は雨の日は室内に移動させて下さい。
口紅アロエへは、土の表面が乾いてきたタイミングで水を与えて下さい。11月~3月の期間は休眠しますので、水はあげずに乾燥状態を保つといいでしょう。
春~秋の季節になったら、口紅アロエに緩効性化成肥料を与えて下さい。
口紅アロエを育てるときは、水はけが良い土を用いましょう。用土の配合を自分で行う場合、鹿沼土小粒2・赤玉土小粒2・ピートモス2・川砂2・くん炭2の割合で、混ぜる方法がおすすめです。
口紅アロエの株の成長が見られず、育ちが鈍い状態であれば、植え替えを行って下さい。
口紅アロエの増やし方は「挿し木」「株分け」「種まき」などの方法があります。
小鉢などに植えられ大きさが小さい状態だと、育てる管理も難しくないですが、大きく成長してくると葉先が痛むこともあるので、お水を与える量に注意して、きれいな葉の状態を保ってあげましょう。
口紅アロエにはカイガラムシ、アブラムシ、ネジラミ(サボテンネコナカイガラムシ)がつきますので、数が少ないのであれば歯ブラシや柔らかい布などで、やさしく拭いて落としてあげて下さい。
いっぱいついている場合は、カイガラムシやアブラムシ専用の殺虫剤を使用します。
口紅アロエを育てる環境により、見た目の違いが出てくるので、葉に紅色模様が入る固体、葉に線状紋が入っている固体、葉に白い斑模様が見られる個体などあります。
口紅アロエは、3月~5月頃にオレンジ寄りのピンク色や黄色の花を咲かせます。筒の形をした花は美しく、その姿に特徴があります。
口紅アロエの花言葉は、「永遠の健康」です。
乾燥している環境を好むため、うっかり水やりを忘れてしまっても、すぐ枯らしてしまう心配もなく育てやすいアロエです。
小鉢で小さい大きさに育てると、可愛い雰囲気のアロエとして楽しめますし、地植えで大きく育てますと花も綺麗なので、開花の季節にはお花見鑑賞もできます。葉にトゲがないため手入れの際、肌を傷つける心配もなく比較的安全に育てることができます。
※トップ画像はkokessierさん@GreenSnap
GreenSnap編集部