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タマリュウは東アジア原産を原産とする、ユリ科ジャノヒゲ属の常緑多年草です。タマリュウは草丈が大きくならず、草刈りを必要としません。そのため、グランドカバーや駐車場の装飾にもよく使われる、人気の植物です。
今回は、どんな場所もおしゃれにしてしまうタマリュウの育て方をご紹介します。
また、タマリュウは耐暑性、耐寒性はもちろん、耐陰性をも兼ね備えているので、日陰のグランドカバーにもおすすめです。
タマリュウには水はけと、ある程度の保水性をもつ土壌との相性がよいです。基本的にタマリュウは適応能力が高いため、よほど条件の悪い土でなければ、生育することができます。
鉢植えでタマリュウを育てる際の用土は、ガーデニングでひろく用いられる、赤玉土に腐葉土を3割ほど混ぜ込んだ配合土をがよいです。市販の草花用培養土でも問題ありません。
お庭などの地植えでタマリュウを育てる際の用土は、赤玉土や腐葉土を、植え付けする2週間前に混ぜ込んでおくとよいでしょう。さらに、完熟堆肥などを加えると、より土壌改善が見込めます。
タマリュウの生育が鈍っていたり、葉にハリがないようであれば、春に緩効性肥料や油かすなどの有機肥料をあたえます。
鉢植えでタマリュウを育てる場合は、表土が乾いてから水をたっぷりあたえるようにしましょう。夏場には水切れをおこしやすいため、一日一回は水やりをしましょう。
地植えでタマリュウを育てる場合は、タマリュウが地中に根付くまでのおよそ1ヶ月間は、こまめにな水やりを心がけましょう。根付いてからの2ヶ月目以降は、自然の雨にまかせて大丈夫です。
タマリュウを鉢植えで育てる場合、深さ7~10cmほど掘った植え穴の中に植え込みます。植え付けしたあとには、水やりを忘れないようにしましょう。
タマリュウを地植えで育てる場合、先述の通り、2週間前に腐葉土や堆肥を混ぜ込んだ土壌に植え付けしましょう。もし複数の株を植える場合は、間隔を10cm以上あけて植えると、株同士の根が詰まることを防ぐことができます。
植え替えのタイミングは、地中のタマリュウが地面に盛り上がってきたときを目安にしましょう。
タマリュウの株分けは春の3~5月と、秋の9~11月頃に行いましょう。盛り上がってきたタマリュウを掘り上げて、株元を持ち、半分に引き離します。その際、枯葉や雑草がある場合は取り除いてあげるとよいです。
タマリュウを育てるときは、とくに白絹病に注意しましょう。白絹病は水はけの悪い土に発生するカビが原因の病気です。夏場の高温多湿期によくみられ、白い糸状のようなものが出現し、徐々にタマリュウを枯らしてしまいます。
土のカビを除去しなければ根本的治療にはならないため、感染したら土ごと取り替えるようにしましょう。
GreenSnap編集部