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「アナナス・ブラクテアツス」は南アメリカ原産の細い葉のフォルムが魅力の植物です。レッドパイナップルの別名を持つとおり、赤色のパイナップルに似た果実をつけることがあるのが特徴です。この記事では人気の観葉植物アナナス・ブラクテアツスの育て方全般についてご紹介します。
熱帯性の植物であり、葉から水分や養分を吸収できるアナナス・ブラクテアツスは、寒くなりすぎない場所で乾かし気味に育てましょう。
アナナス・ブラクテアツスはなるべく日当たりのよい場所で育てるようにしましょう。
直射日光が当たればあたるほどアナナス・ブラクテアツスは元気になります。太陽光線を浴びるほどに、美しい葉色や斑が鮮やかに色づきます。
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アナナス・ブラクテアツスは、葉から水分や養分を吸収することができます。春から秋はじめにかけての生育期には、葉筒のなかに水が溜まるように気を付けてあげましょう。
水やり自体はオールシーズン控えめに、月に一度程度の水やりで十分です。また、冬には水やりを控え株を休眠させたほうが冬越しの成功率が高くなります。
植え付け時に緩効性肥料を加えたあとは、アナナス・ブラクテアツスはそれほど肥料を必要としません。
アナナス・ブラクテアツスの生育期にあたる秋と冬には少量の液肥を与え、成長を促せる程度で十分です。
アナナス・ブラクテアツスは、多くのアナナス種ほかパイナップル科の植物が苔で巻いて植える「着生種」が多いのに対し、直接土に植えることができる「地生種」です。
また、アナナス・ブラクテアツスは排水性のよい用土であれば、あまり土壌は選びません。市販の園芸用土にピートモスなどを多めに混ぜ込んでおくといでしょう。
アナナス・ブラクテアツスは葉を大きく広げて剣状の葉は高さ、幅共に0.6~1メートル程度に大きく成長する植物です。用土には緩効性肥料を加えておきましょう。
アナナス・ブラクテアツスの葉は分厚くてかたく、根元の葉にはとげがあるため、植え替え時には葉を一つにまとめてカバーをしてから植え替え作業を行うと安全です。新しい容器には植え付け同様に緩効性肥料を混ぜ込みます。
アナナス・ブラクテアツスは常緑多年草ですが、一度花が咲いた株は枯れてしまいます。しかし、親株の根元に複数子株ができるので、それを株分けして新しい用土に植え付けることで、アナナス・ブラクテアツスの株を増やすことができます。
アナナス・ブラクテアツスの葉にはトゲがあります。ちょうど根の際から生えてくる葉がそれで、先端がとがり縁には鋭い棘です。
室内で鉢植えにする、あるいは庭で遊ぶ小さな子供がいる場合には、トゲのついた葉はカットしておくとよいでしょう。
アナナス・ブラクテアツスは病気や害虫に強く、注意すべき病気は特にありません。ただし冬場の水のやりすぎは葉を腐らせる原因になりかねません。
美しいカラーリーフ・プランツとして人気のアナナス・ブラクテアツスは、本当に食べることのできる果実(赤色のパイナップル!ただし普通のパイナップルよりも種が多い)がなる可能性があることも楽しみのひとつ。
原産地とは大きく気候が異なる日本においても、見事収穫したという例は少なくありません。いつか実のなる日を夢見てアナナス・ブラクテアツスの美しい葉を鑑賞しながら大切に育ててくださいね。
GreenSnap編集部