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駅前の花壇などでよく見かけるノースポール。育てやすい花と呼ばれますが、本当でしょうか。ノースポールとはどんな花なのか、花言葉や水やり、育てる場所、気を付けるべき害虫や病気について紹介します。
GreenSnapアプリユーザーのトラブル実例もあるので、参考にしてみてください。
さらにノースポールは、ノースポールギク、クリサンセマムとも呼ばれます。多くの方がノースポールと呼びますが、実はこちらは商品名。
しかし、一般的な呼び名として定着しました。よく「スノーボール」という名の別の植物と混同しがちなため、注意しておきましょう。
和名からも分かるように、ノースポールはキク科の植物。キク科というだけあり、葉はギザギザとしています。背丈は20~30センチほどで、大きなお庭がないお宅でもガーデニングの植物として好まれます。
花期は12月から5月の気温が上がる頃まで。このように花期が長いことから、長期にわたって美しい姿を楽しめる植物と言えます。地域によっては越冬可能です。
また、ノースポールは丈夫なため、初心者でも育てやすい植物と言えますが、高温多湿には弱いです。では、高温多湿を避けて、ノースポールを育てる場所や土などについて、見てみましょう。
ノースポールは日差しを好みます。風通しがよく、日当たりの良い場所で育てましょう。ジメジメしやすい日陰などは避けるようにしてください。
ノースポールは、土が乾いたときに、たっぷりと与えるようにしましょう。土は乾くと表面の色が薄く見えます。土の色が白っぽく薄くなって、ポソポソと乾いてきたと感じた頃が、水やりのタイミングです。鉢植えの底から水が出てくるくらいたっぷりと水を与えてください。
ただし、水の与えすぎにはノースポールが弱る原因になりますので、水やり頻度に気を付けてください。地植えの場合は、降雨で十分となり、水やりは不要です。
ノースポールは湿気で蒸れるのが苦手です。そのため、水はけのよい土を好みます。地植えの場合は、腐葉土を混ぜてください。鉢植えの場合は、市販の花用腐葉土で育てられます。
一般的な粒状の肥料や液体肥料で問題ありません。市販の腐葉土のみでも育てることが可能です。
種は3~5月、9~10月、の気温が高い時期と低い時期を避けて植えるのがおすすめです。
枯れたノースポールの花はこまめに摘むことをおすすめします。この作業を「花がら摘み」と呼びます。枯れた花を放置しておくと、種をつけようとするため、植物にストレスがかかります。
そのため、ノースポールが弱る原因となることも…。こまめな花がら摘みをおすすめします。
ノースポールの増やし方は2種類。種まきか挿し木で増やします。
種まきは、採取した種を植えることで増やすことが可能です。
まず花がついていない適当な茎を見つけて切り取ります。切り取った面をハサミで斜めにカットしてください。切り取った茎に葉がついていれば、手でとっておきましょう。2時間ほどカットした茎の切り口を水に浸した後に、適当なスペースに切った茎を挿します。
その後は適宜水やりなどの管理をしてください。しばらくすると、成長して上に伸び、地中で根を伸ばして安定します。
初めてノースポールを植えてみました。どんどん増えてあっという間に大きくなり、他の花を圧倒しつつあります。周りの花も元気に咲いてほしいので、増えるのを抑えたい時はどのようにしたら良いか教えていただきたいです。よろしくお願いします。
ノースポールは夏越しは難しいみたいなので、3月から5月頃に剪定をすると良いと書いてありました!少しもったいないですが、長くなった部分を切って花瓶に活けてあげると良いかもしれないですね👼💕
庭に植えたノースポール3株のうち1株が写真のように葉が全体的に赤くなっています。寒くなってから緑から赤にだんだん変わった気がします。大きさも他2つの半分くらいしかありません。
蕾はたくさん見えますが、この2カ月くらいほぼお花は咲いていません。最近赤い葉っぱの先に緑の葉っぱが出てきました。なぜ、この株だけ小さく赤くなってしまったのでしょうか?
またこの先どのように対処すれば、株が元気になって、お花も咲かせてくれるのか教えていただけるとうれしいです。蕾はたくさんあるのにお花があまり咲かないのは他の2株も同じです。ちなみに住んでいるところは愛媛で暖地です。
冬は気温が低くいため、光合成があまりできず緑の色素が減るため、赤い色素が目立つようになります。気温が上がってくれば回復します。
3株のうち1株がひどいと言うことですが、この株は他の株よりやや寒さに弱かったのかもしれませんね。これも個体差なので心配入らないです。植物にも人間と同じように個性がありますから、温かく見守ってあげてくださいね。
ノースポールを育てるにあたって注意する害虫はアブラムシ。とても小さい虫なので、気が付きにくいこともあります。見てみたら、たくさんアブラムシがついていたということも。気温が高くなり、ノースポールの苗が弱くなっている時につきやすいです。
もしもアブラムシを見つけた場合は、取り除くか、殺虫スプレーや木酢液をまくと良いでしょう。アブラムシ発生初期であれば、手で簡単に取れます。手で取ることに抵抗がある方は、テープなどを使用してアブラムシを取ってみましょう。
あまり粘着力が強いと、ノースポールを傷つけることがありますので、マスキングテープなどを使ってみてください。また株が密集して通気性が悪いと、アブラムシが増えますので、間隔をあけて増え、通気性をよくするなど対策をすることをおすすめします。
ノースポールがかかりやすい病気は、立ち枯れ病と灰色かび病です。立ち枯れ病はカビによる病気で、赤や黄のカビが植物に発生します。茎に発生しやすく、茶色く腐敗し、その部分が細くなるため茎が支えられず倒れてしまいます。
灰色かび病も、カビによる病気で、灰色ではなく茶色っぽく歯や花弁、茎などが変色します。立ち枯れ病も灰色かび病も湿気の多い時期に発生しやすいので、苗の感覚をあける、通気性をよくするため適宜剪定するなど対処することをおすすめします。
水やりの注意点や、病気などについても記載しましたが、ノースポールは一般的には非常に育てやすい植物と言えます。背丈も高くないため、地植えでガーデニングを楽しむこともできますし、鉢植えで楽しむこともできます。
花期が長いため、白い雪のような姿を見せてくれるので、お花を楽しみたい初心者の方にはおすすめできる植物です。ぜひお庭にお迎えしてみませんか。
GreenSnap編集部