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イワタバコはシソ目イワタバコ科イワタバコ属の多年草で、日本国内では本州、四国、九州、沖縄に分布しています。イワタバコの葉は食用に利用でき、山菜に特有のほろ苦さがあるります。1つの株から出る葉は2~3枚で、草丈は大きくなっても10~20cmほどです。そんなイワタバコの育て方や調理方法をみていきましょう。
イワタバコは日陰を好むので、日なたや半日陰ではなく、明るい日陰で育てましょう。
また、イワタバコは元々岩場や落葉樹の株元などに自生おり、耐寒性が強く耐暑性はやや強い植物です。風通しが良すぎて乾燥してしまう場所ではなく、湿気のある環境が適しています。
イワタバコを育てている表面の土が乾いたら、たっぷり水を与えます。夏の暑い時期には1日2回、朝と夕方に水やりをしましょう。
イワタバコを鉢植えしている場合は、水を浅く張った容器に鉢ごと浸けておくのもおすすめです。
イワタバコの植え付け時には、元肥として緩効性化成肥料を施します。
鉢植えの場合は、2~3月に有機性肥料を施します。地植えのイワタバコには追肥の必要はありませんが、花つきが悪くなってきた場合は有機性肥料を施してください。
イワタバコには水はけと水持ちの良い用土が適しています。市販の山野草の用土を使いましょう。土の表面からの乾燥を防ぐため、苔や水苔を敷き詰めるのもおすすめです。
イワタバコの植え付け時期は、休眠期の2~3月が適期です。植え付ける土には、元肥として緩効性化成肥料を入れておきます。
鉢植えのイワタバコは毎年植え替えをしてください。同時に株分けも行うと良いでしょう。なお、イワタバコの植え替え時期も、同じく休眠期の2~3月が適期です。
イワタバコの増やし方は「葉挿し」と「株分け」です。
葉挿しの適期は6月です。切った葉を湿らせた水苔か挿し木用の土に挿します。根が出るまで水苔や土を乾かさないように注意しましょう。
株分けは、2~3月の植え替えと一緒に行いましょう。小さい株は株分けに向かないので、大きくなった株で行いましょう。根鉢を引き抜いたら根茎を切り分け別の鉢に植え付けてください。
イワタバコは、特別な手入れを必要としません。乾燥させないようだけ注意してください。冬場は休眠するので地上部が枯れますが、そのままで冬越しできます。枯れた地上部は取り除いてください。
イワタバコには病気はほとんどみられませんが、湿気のある場所で育てるのでナメクジがつく場合があります。ナメクジは葉や花を食害するので、見つけ次第捕殺するか、ナメクジ用の薬剤で駆除してください。
イワタバコは、品種によって多少ズレはありますが、平均的な開花期である6~8月になると、星形の花を咲かせます。花の直径は直径2cmほどで、花色は主に薄紫色をしています。品種によっては、ピンクに近い色や白い色などの花もあります。
イワタバコの花言葉は「涼しげ」「愛らしい心」です。また、イワタバコは7月6日の誕生花でもあります。
イワタバコの育て方や花言葉、誕生花を紹介しました。
イワタバコは若葉をは食用にできる山菜です。もし食べるときは、ゆでたあとは水にさらし灰汁を抜いてから調理してください。
イワタバコは根の張りにくい岩場に生息するため繁殖力が強く、耐寒性もあります。また、多年草なので、薄紫や白の小さな花を毎年観賞できます。ぜひイワタバコの栽培して楽しんでくださいね。
※トップ画像はハルヒツジさん@GreenSnap
GreenSnap編集部