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イワタバコ。こちら、変わった名前ですよね。煙草と何か関係があるのでしょうか。ここでは、イワタバコの基本情報から花言葉、花の特徴までご紹介しています。
イワタバコは毎年お花を楽しむことができる植物なので、ぜひお庭にお迎えしてみませんか。
イワタバコの花言葉は、「涼しげ」と「愛らしい心」の2つがあります。イワタバコは岩場の湿気があるところで6~9月に咲きます。この時期の湿気のある岩場は、周りと比べると涼しく感じます。そのことからこの花言葉がついたのでしょう。
花言葉の「愛らしい心」はイワタバコの花の見ためから由来していると考えられています。イワタバコの花は小さく、下を向いて咲きます。その姿から「愛らしい心」という花言葉がついたと考えられます。
チシャという植物に似ていることからイワヂシャと呼ばれることがあります。
イワタバコは漢字で書くと、「岩煙草」。ジメっとした岩場に好んで自生するため、「岩」とつけられています。では、「煙草」はどうしてついているのでしょうか。こちら、煙草とはまったく別の植物です。煙草とついた鍵はイワタバコの葉の見ためにあります。
イワタバコの葉は煙草の葉にそっくりなのです。ギザギザとした形をしています。そのことから「岩煙草」という名前が付けられました。イワタバコの葉は、苦みがあるため、ニガナと呼ばれることも。
しかし、こちら胃の調子を整える効果があると言われていて、葉を食用にすることがあります。天ぷらとして葉を揚げることもあるのですよ。
イワタバコは岩場でもしっかりと花をつけます。その花期は6~9月まで。花の色は薄ピンク、薄紫、白です。イワタバコの花は淡い色をしているのが特徴と言えます。
また花の形にも特徴があります。イワタバコは星形をした花を咲かせるのです。しかし、その花はうつむき加減。下向きに花を咲かせるのもその特徴と言えます。花は小さいですが、葉は大きくてボリューミーです。花だけでなく、煙草に似たイワタバコの葉も楽しめます。
イワタバコの種類をご紹介します。
イワタバコのなかでも、小さな種類のものです。日本では主に紀伊半島に自生します。1株がイワタバコの半分ほどの大きさで、鉢植えでも育てやすいです。
ケイワタバコは、漢字で書くと「毛岩煙草」。その名の通り、花や葉に毛が生えているのが特徴。ヒメイワタバコと比較して、ケイワタバコの方が育てやすいです。
イワタバコは多年草です。多年草(たねんそう)とは、花を咲かせて、果実をつけるというサイクルを2年以上繰り返すことのできる植物のこと。つまり、イワタバコを一度植えてしまえば、2年以上はお花を毎回楽しむことができるのです。
鉢植えの場合は、成長したら、植え替えが必要になるのでご注意ください。ジメっとした岩場で咲くほどなので、あまり日差しは好みません。乾燥に気を付けながら、日陰で育ててあげましょう。
花期も長いので、一度植えると、長く花を楽しめますよ。花はもちろんですが、立派な葉もぜひ観察してみてくださいね。
GreenSnap編集部