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ヒメツルソバ(旧属名:ポリゴナム)のまるでポンポンのようでかわいい花は、長い間開花を楽しめるのも魅力の1つ。ヒマラヤ原産のタデ科の植物で、丈夫で繁殖力も旺盛なので、グランドカバーとしても人気があります。また、丈夫で育てやすく、初心者にもおすすめです。今回は、ヒメツルソバの育て方をご紹介します。
ヒメツルソバはあまり場所を選ばず育てることができます。半日陰でも大丈夫です。ただし、花をよく咲かせたいのならば、日当たりのよい場所を選ぶと良いでしょう。
ヒメツルソバを地植えにする場合は、特に水やりの必要はありません。自然の降雨で十分です。ただ、降雨がない日が続き、乾燥しきっている時のみ水やりをしましょう。
ヒメツルソバを鉢植えする場合は、土が乾いたら水やりをします。
ヒメツルソバには、肥料は特に必要ありません。
もし気になる場合は、植え付け時に元肥として、緩効性の化成肥料を施しましょう。その後は必要ありません。むしろ多肥にしてしまうと、葉ばかり成長して、花付きが悪くなってしまうので注意が必要です。
ヒメツルソバを育てるときは、水はけのよい用土を用いましょう。ただし、あまり神経質にならなくても大丈夫です。腐葉土を多めに混ぜておくとなお良いでしょう。
ヒメツルソバの植え付けは、春頃(3月下旬~5月頃)が適しています。ただしヒメツルソバは丈夫なので、冬以外であればいつでも植え付け可能です。
ヒメツルソバを地植えにするなら、水はけがよくなるよう、掘り返した土に腐葉土を多めに混ぜ、元肥として緩効性の化成肥料を施し、植え付けます。鉢植えにする場合は、市販されている園芸用の培養土を用いるとよいでしょう。
ヒメツルソバは繁殖力が旺盛ですので、鉢植えの場合は、根詰まりしたら、株分けして鉢を増やして植え替えます。地植えの場合でも、予期せぬ場所に広がってしまうこともあるので、このような場合は、掘り上げてほかの場所に植え替えましょう。
植え替え時期については、植え付けと同じです。
ヒメツルソバの増やし方は、「株分け」や「挿し木(挿し芽)」
ヒメツルソバを鉢植えしている場合は、根詰まりしたタイミングで株分けして、ほかの鉢に植え替えて増やします。地植えの場合は広がり過ぎてしまったら、同じように株分けをして、ほかの場所に植え替えて増やしましょう。
ヒメツルソバの茎を5~10cm程度の長さに切り取り、下部の葉を取り除き、用土に挿します。
ヒメツルソバは丈夫な植物なので、特別な手入れは必要ありません。
むしろ、育ちすぎて花壇を占拠してしまう、予期せぬ場所に広がってしまうこともあります。このような場合は、掘り上げたり、株分けし、ほかの場所に植え替えましょう。
ヒメツルソバは丈夫なため、育てるうえで注意すべき病害虫は特にありません。まれにアブラムシやハダニ、ナメクジ、ケムシがいることがありますが、大事に至るようなことはありません。
ただし、周りに植えてあるほかの植物には被害が及ぶ可能性がありますので、害虫を見つけたら捕殺しましょう。毒があるドクガの幼虫などもいます。くれぐれも素手では触らず、割りばしなどを使って捕まえましょう。
ヒメツルソバは小さな花が丸く集まった状態で咲き、まるでポンポンのようなかわいさがあります。花の咲き始めは白ですが、だんだんピンクへと変色するのも特徴です。ヒメツルソバの開花時期は4月~11月と、花期がが長いのも魅力です。
ヒメツルソバの花言葉は、「愛らしい」「気が利く」「思いがけない出会い」など。小さなかわいい花のイメージから、かわいい花言葉が連なります。
ヒメツルソバの育て方をご紹介しました。
花の見た目のかわいらしさとは裏腹に、丈夫で繁殖力が旺盛なので、グランドカバーとしても人気があります。特別な手入れも必要ないので、初心者でも気軽にチャレンジできる植物です。
丈夫で育てやすいヒメツルソバをあなたも育ててみませんか?
※トップ画像はいちみりさん@GreenSnap
GreenSnap編集部