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多年草のガウラは毎年花を咲かせるアカバナ科の植物です。別の名前にハクチョウソウとも呼ばれているガウラの育て方についてご紹介します。名前の由来や花言葉にも焦点を当てていきましょう。
ガウラは日当たりの良い場所で管理しましょう。日当たりが良ければ、やせ地でも育てることができます。また、半日陰や明るい日陰にも強いです。
ただし、日当たりの悪いところで管理していると、花の開きが悪くなってしまうので注意しましょう。
半日陰や明るい日陰で管理をしようと考えているのであれば、最低でも半日以上は日当たりの良い場所に置いてあげましょう。
ガウラは耐寒性にも耐暑性にも強いため、室内外の気温の変化にもある程度対応できます。
ガウラを地植えで育てている場合は、夏の水やりはほとんど不要です。
鉢植えで育てている場合は、土の表面が乾き始めたらたっぷり水を与えましょう。夏は日差しが強くなる時期なので、水やりを欠かさず行います。
冬も地植えの場合は、あまり水やりは必要ありません。
鉢植えの場合は、土が乾いていたら水を与えましょう。ガウラは乾燥を嫌う植物ですので、注意して育てましょう。
ガウラを鉢植えをしているときは肥料を与えます。肥料を与える時期は、生育期間の春から秋にかけてが適期です。
緩効性化成肥料を与える場合は、月に1回与えるようにしましょう。液体肥料を施す場合は、1か月に3回程度与えます。肥料が切れないようにペースを考えて与えましょう。
ガウラを育てるときは、水はけの良い土を選択しましょう。
水はけが良い土に赤玉土に腐葉土があります。この2種類を7対3の割合で配合してつくりましょう。初めてガーデニングをする人やガウラを初めて育てる人は、草花用の培養土を使うと良いでしょう。
鉢植えで育てているガウラの植え替えは、1年中することができます。とはいえ、だいたい4月〜6月に行うことが多いようです。
ガウラの生育が盛んになってくると根詰まりを起こすため、1〜2年のペースで植え替えを行いましょう。
植え替えと同時に株分けも行います。そのため、株の植え付けの時期も同じく4月〜6月頃が適期です。
ガウラを種まきで育てていくには、冬が過ぎて暖かい季節に差し掛かる4月下旬以降に庭や花壇に直にまきます。
ガウラの種は発芽率が高いので、種まきから育てることもおすすめです。自然発芽をすることもあるほど生長します。自然発芽は、花が咲いたあとに地面に落ちた種が自力で生長します。
ガウラは草丈が伸びすやすいので、春頃に摘心しておくと良いでしょう。また、花付きが悪い場合は、枝を半分程度剪定すると良いでしょう。
ガウラ増やし方には上記でも書いた「種まき」や「株分け」のほか、「挿し木」という方法があります。
株分けとは、親株からまず根や茎を幾つかに分離します。その切り分けた株を新しい株として利用し育てていくことです。ガウラは3月に株分けをする時期になります。株分けは、植え替えと同時に行うと良いでしょう。
もう一つの方法である挿し木は、5月に行います。挿し木とは、挿し木にするに使用する株を一部分切り取り土に挿して増やす方法のことです。
挿し木は「挿し芽」ともいわれることがあります。挿し木に使う株を「挿し穂」と呼びます。ガウラは挿し木で簡単に増やせます。
ガウラは灰色カビ病と呼ばれる、空気感染する病気になる可能性があります
。灰色カビ病は、かかると花びらや葉そして茎などに水がにんじだような模様がつきます。花には、赤色をしていれば白色の斑点がつき、白の花を咲かせるのであれば赤色の斑点がつきます。
葉には、枯れたような色に変わります。灰色かび病は、「日当たり」や「風の通りが悪い」ことが原因で起こる病気です。かかってしまった部分は回復することがないため、早めに切り取って処分してしまいましょう。
初期に発見したのであれば、切り取ってから薬剤を撒き散らしておきましょう。土に菌が残っている可能性があり、元気である株にも被害が拡大していしまいますので、新しい土に植え替えることをおすすめします。
ガウラには、アブラムシに注意して管理しましょう。葉や花につくアブラムシは、殺虫剤を使って駆除を行いましょう。
ガウラは北アメリカのテキサスやルイジアナを原産地とする植物で、耐寒性・耐暑性共に強いので日本のどこででも育てることができます。
種まきからの発芽を目指すのであれば、20度〜25度で管理するようにしましょう。
ガウラの花の開花時期は5月〜11月で、毎年ひらひらと舞う蝶に見える花を咲かせます。花色は白とピンクが主流で、赤や褐色に咲かせるガウラもあります。
ガウラは長期間花を咲かせるので、園芸家にも人気があります。その花姿は、どことなく桜の花に似ています。
ガウラの花言葉には、主に「負けず嫌い」、「我慢できない」、「清楚」、「神秘」、「行きずりの恋」という意味が込められています。
多年草で白い蝶が待っているかのように見える花が咲くガウラについてご紹介しました。
基本的には、白い花が多く流通していましたが、最近では、品種改良され濃いピンク色や赤色に咲くものもあり人気が高まっています。
日本では明治時代から育てられているとされる植物で初心者にも育てやすいです。
耐寒性、耐暑性も強く乾燥にも耐えることができるので全国で栽培が可能な植物です。
春から秋に続けて花を鑑賞することができるので育ててみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部