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ユキノシタ科の高山植物であるクモマグサ(雲間草)は、春になると可愛らしい花を咲かせます。日本に自生する植物ですが、園芸店で販売されているクモマグサは欧州原産を交配種した植物で、西洋あるいは洋種クモマグサという種類です。そんなクモマグサの育て方についてご紹介します。
クモマグサは鉢植えで楽しむと、こんもりとしたドーム状に広がる様子を楽しめる多年草です。
地植えでも栽培可能で、アルパインガーデンもしくはロックガーデンと呼ばれる岩石を多様した庭に適しています。ただし、暑さにやや弱いため、寒冷地以外での夏越しはむずかしいといわれています。
クモマグサは日当たりがいい場所を好みます。ただし、冷涼な気候を好むため、夏の間は強い直射日光の当たらない半日陰に移動させるのが安心です。
クモマグサは、湿り気が多すぎるのを好みません。そのため庭で栽培している場合は、日照りが続き、地面が乾燥してから水を与える程度で全く問題ありません。
鉢植えの場合は季節によって異なります。夏越しをうまくさせるためにも、二重鉢にして表土が乾いたらたっぷりと水をあげましょう。
クモマグサへは、3〜4月にかけてと9〜11月にかけて、一週間に一度液体肥料を与えます。
クモマグサを育てるときは、山野草用の培養土を使用して、全く問題ありません。自分で用土をつくる場合、軽石、鹿沼土と桐生砂を用意します。割合は2:4:4あたりです。鹿沼土でなく日向土を用いてもよいです。
クモマグサの花が終わった6月か7月頃に種を採取し、冷蔵庫に保管しておきます。クサマグサの発芽率はよいので、間隔を開けて植えます。
種まき後、水を上げる時に注意が必要です。種そのものが小さいので、底面給水にすることで種が流れないようにしましょう。
クモマグサの手入れ方法は、地域によって手入れが異なります。クモマグサは寒さに強い植物ですので、寒冷地では手入れはほとんど不要です。温暖な地域では、枯れた葉はそのままに放置しないようにします。
気温が高くなりすぎるときは、土の温度を下げるために増し土をします。同じく、暑い季節に、クモマグサが茂って育っている場合は、株をわけて風通しを良くします。
クモマグサは、春の新芽の時期になるとアブラムシに注意が必要です。また、初夏の頃に水はけが悪いと根腐れがおきます。
クモマグサを鉢植えで栽培している場合は、一年に一度植え替えを行います。植え替え時期は、花が散った1ヶ月以内が適期です。なお、庭で栽培している場合は、3年ごとを目安にして植え替えます。
クモマグサの増やし方は「株分け」がおすすめです。植え替えのときに株を小分けにして、保存しておきましょう。
市販されているクモマグサは、ヨーロッパ原産の交配種です。色の種類は赤、白、ピンクがあります。色の種類がことなるほかに、クモマグサには下記の種類の植物があります。
五輪の花のシコタンソウは西洋クモマグサの種類の一つです。赤と黄色の斑点模様が花びらについているのが特徴的です。
ユキノシタ科サキシフラガ属なのが、ダイモンジソウです。花の姿が漢字の「大」に似ていることからこの名前がついたといわれています。クモマグサと同じく、五枚の花びらです。
クモマグサは春の4〜5月にかけて、梅のような可愛らしい花を咲かせます。
漢字で「雲間草」と書くことができるクモマグサソウは、雲に届きそうなぐらい高い場所に自生している高山植物の一種です。園芸店では、2月の末頃から促成栽培された株をみかけることができます。
こんもりした鉢姿が美しく、ボリューム満点でお庭を彩ってくれます。夏越しがむずしく、初心者向きの植物ではありませんが、北海道や山間部などの寒冷地の方はぜひ地植え栽培にチャレンジしてみましょう。
※トップ画像は**sammy**さん@GreenSnap

GreenSnap編集部